見出し画像

自分の魅力の魅せ方を表現するのが下手な人達

魅力的な人はどういう人なのか?と言われたとして、思い浮かべる人はどういう人なのか?

テレビの向こうに映る美人、イケメンな芸能人なのか?それともスポーツで活躍する選手たちなのか?それはその人それぞれなのだろうけれど、じゃあ若い世代にとって憧れる芸能人やアイドルが魅力的な人の最たるものであり、自分がその人と同じ様になれれば魅力的なのか?と言われれば、僕は間違いなくそれは違うと答える。

そしてそういう安直な考えをしてしまう人に限って、自分の魅力に気がついていない。または魅せ方を良く知らないでいる。

例えば身体的なコンプレックスがあって、目が大きくないとか、思っている程に細くないとかあるけれど、それが逆に自分の武器になる可能性だってある。

歌手の中島みゆきさんは、自分自身の持つ雰囲気がコンプレックスだったそうです。華やかな笑顔を振りまいて、女性らしいオーラが出せない。どちらかといえば陰があって、近寄りがたい雰囲気がある。そして彼女の凄い所はそのコンプレックスを逆に武器にして、ステージに立っている。

彼女がステージに立つだけで、もう彼女の持つオーラがバーンと出まくって、クールであり、ミステリアスであり、多くの観客を惹きつける。

もし彼女が自分のコンプレックスを隠して、笑顔を振りまいて、踊りながら歌っていたら、彼女はあそこまで凄い歌手にんならなかったと僕は思う。

歌手の平井堅さんだって、今ではファルセットを多用する、ジャジーで淡い歌を歌う人というイメージが強いけど、デビュー当時は普通のポップ歌手だった。悪くはないけど、失礼だけど良くはない。もし彼が楽園を歌わなかったら、あのまま歌手としての人生を終えていただろう…。


何が言いたいかというと、コンプレックスというのはある意味では自分にとって最大の武器になれる。

僕だって顔が濃いのが嫌で、出来ればそう見えない様に顔が薄くなるような努力をした事がある。でもそれは僕にとって似合うものでは無く、じゃあもう吹っ切れて、滅茶苦茶ワイルド系を目指そうとか、どうせ濃いならば髪を短くして、髪をかけ上げてしまえと思ってから、すーっと道が開けた。

今では逆に誇らしいと思えるし、自分で自分をエキゾチックだと自信だって持てる様になる。そういう自信を持っていると、配達の仕事で訪れた店で「ねえねえお兄さんさ、ここでバーテンのバイトやらない?多分凄く似合うと思うんだけどなぁ」とスカウトされた事だってあるww今の仕事がクソ忙しいから断ったけど、それはそれで面白いかもなとも思った位だ。


そして自分には何の魅力が無いんですと、俯き口をへの字に曲げる人ほど、僕はこの人は勿体ないなと思ってしまう。


社会が作り出した魅力的なロールモデルこそが、多くの人間にとって魅力的に映る人であり、その特徴から離れた部分が多ければ多いほど魅力的でないと言うならば

今、うす顔ブームの社会全体の中では、僕みたいな顔が濃い人間はもはや蚊帳の外になってしまうではないかwwと半分可笑しく、半分恐怖を感じてみたり…。


目が大きくないから、大きくする努力をすることはいいかもしれない。肌が濃いめだから薄めにする努力もいいかもしれない。でもそれ以上に、その元の素材を更に引き出せる努力の方が、より自然で、より魅力的で、そして個性的になれるのではないのか?


海外に住んでいた時に、現地の人々を良く観察していたんだけど、体型や顔の雰囲気に良く合わせたファッションや表現の仕方を工夫している人が多かった。

顔が派手な人は、毛量の多い金髪を豪快にかきあげてまるでライオン様なファッションしていたり、細くて顔が少し大人しい人は、モノトーンを意識したファッションと長い髪の毛を腰まで流していた。

80くらいのお婆ちゃんだって、素敵な召し物を着こなして、髪の毛だってカールしていて、とても優雅に歩いていた。

僕はそういう人たちをみる度に「ああ自分を良く分かっているからこそ、自分を上手く表現出来ているのだな」と思ったのだ。


だから自分が駄目だとか、魅力がないと悩むのが悪いわけじゃない。逆に悩むならばとことん悩んで欲しいとも言える。何故ならば、悩みに悩んで、導き出せる答えを見つけて欲しいからである。

「もう良い!!誰が何と言おうが知った事か?何が〇〇受けだ!?そんなものに惑わされる位ならば、自分が自分で良いと評価出来る人になってやる!」

そう思えてから物凄い数の道が開けて、自分が知らなかった自分が見えてくる。

そうすると「え!?自分ってこんなに凄かったんだ。こんなに魅力的だったんだ!?」と気がつくんです。


それで最後に。


魅力の魅という漢字。なんか違和感ありません?

魅力っていい意味だけど、なんで鬼って言う字が入るのか?魅力の魅はもののけ、や化け物という意味が込められている。

いくら素晴らしい人であっても、美しい人であっても、魅力的と書くと少し禍々しく感じたりしません?そう魅力的とは人々を惑わす。人々を狂わせる物なんです。

僕は魅力的と聞くと、ポジティブな反面、凄くネガティブにも感じるんです。

先程の中島みゆきさんの話でもそうですが、彼女がステージに立つと、そのミステリアスでクールなオーラに惑わされる。だからこそファンは熱狂して、歌に酔いしれる。


それだけの魔力があります、魅力には。


だからこそ魅力的になりたければ、自分を騙すのではない。見る人を騙さなければならない。その為には、自分を偽って、自分を騙して、メディアや人の評価に騙されているならば、いつまで経っても魅力的にはなりませんよって事です。


どうですか?面白いでしょ?


だからこそ自分の魅力の魅せ方が下手な人は、自分本当の良さに気が付かず、ずっと騙され続けているんです。


自分の良さに気が付きましょう。貴方が長年言われて辛かった言葉を辛いけど思い出してみて欲しい。そしてその中で「これは自分の武器になる」と思った物を信じて、磨いて欲しいんです!!


これから先の人生がより良いものになれるように僕は願います!

それと最後に、自分は魅力的だという事を忘れないで下さい。それを前提にして自分を磨きましょうね!!



それではまた🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉

いいなと思ったら応援しよう!