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辛い就活の中で見つけた楽しみ方
私にとって、就活は辛い思い出だった。振り返るにはだいぶ年月が経ってしまったけど、大変だった、という全体的な感想は今も胸にある。思い出タイムラインにタグ付け機能があるならば、就活についてたハッシュタグは #後悔 、#しんどい とかだろうな。
↓辛かったことを書いた記事
タグ付けするとその思い出をカテゴリ分けできて便利だけど、細かい部分もタグに引っ張られて全部が辛かったような気がしてくる。
インスタのアーカイブを遡って思い出した。私は辛いながらも就活というイベントを楽しもうとしていた。
就活を楽しみたい、そう考えた結果
面接を受けども受けども決まらない日々。お祈りメールの山、サイレントお祈りに折れる心。「就職辛いなぁ、決まらないなぁ、面接のために遠くまで行って交通費かさんで辛い…」
自分を否定された感じももちろん辛い、それと同時に「交通費もったいない」と嘆いていた。
せっかくお金と時間かけて行ったことない駅に降りるんだから、もっと楽しみたいな。面接に行って良かったって思いたい。時間とお金の無駄だったって思うのは虚しい。だんだんそう思い始めた。
そして、就活を楽しもうとした結果がこちら。
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遠くまで時間かけて行くのって、もはや旅行だな。そう思った私は、行く先々で記念撮影をすることにした。スーツで。
そうして撮影した写真に#就活写真 ってタグをつけて、インスタに載せて楽しんでた。(鍵アカだから検索しても出てこないけども)
「面接に行かなきゃこの写真は撮れなかった。」人事にお祈りされたとしても、写真が残ることで行った甲斐があったなと思える。
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合同説明会後で、就活生が大勢いる中パチリ
履歴書とミニ三脚をカバンに忍ばせ、面接に向かう。写真を撮る。いつの間にか、「どんな写真を撮ろうかなぁ」と面接のための移動が少し楽しみになっていた。電車で2時間かかるような面接場所でも、「滅多に行ける場所じゃないから良い機会だなぁ」と思うようになった。
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ミニ三脚と書いた通り、写真はセルフタイマーで撮っていた。三脚を置いてiPhoneをセットし、位置に着いて撮影する。
恥ずかしさもあったけど、インスタに載せていたら同じように就活をがんばっている友達が喜んでくれて嬉しい気持ちが勝った。
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もちろん、就活を終わらせて写真を撮らなくなるのがいちばん良い。だけど、今日明日で終わるものではないのでせっかくなら楽しもうという気持ちだった。
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どんな状況でも楽しみを見つける
どんな状況にあったとしてもなんとか楽しもうとする、それって社会人になってからも大事な気持ちの持ち方だ。
自分が快適でノンストレスである環境にいられるかは運によるところが大きい。現在進行形で辛いことが周りに溢れてる人もいると思う。
辛いものは辛いから、じゃあ少しでも楽しむためにはどうしたら良いかなって考えてみるのはいかがでしょうか。
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正直、私もこの写真を発掘するまでその気持ちを忘れかけてた。辛いなぁと思ったら、そのまま暗い沼に沈んでいっていた。
辛い中でも楽しめる、楽しみを見つけられる。就活で辛い人はもちろん、生活がしんどいなぁって人も。
バイト中に何回お客さんを笑顔にできたか選手権をひとりで開催するとか、仕事中のコピー作業タイムトライアルするとか。(どっちもやってた)
別にビジネス上立派なことでなくてもいいんです。自分の中でこっそり楽しめるもので。
他には、写真や文章など形に残るものだと後から振り返って「楽しいこともあったなぁ」って良い気分を思い出せる。(自撮り写真をおススメするわけではないけどね)
就活辛かったなぁ。
でも、普段行かないところに行けて、楽しいこともあったなぁ。
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この写真を撮ったあと、
無事に内定をもらいました。
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