「しらけ世代」について。

「しらけ世代」は、1960年代（昭和30年代後半～40年代前半）に活性化した日本の学生運動が鎮火したのちの、政治的に無関心な世代。諸説はあるが、一般的に「しらけ世代」の対象者は1950年（昭和25年）から1964年（昭和39年）生まれとされており、Wikipediaによると最も広い定義で1950年代～1960年代半ばに生まれた世代と記載されている。

Wikipediaに記載されている「しらけ世代」の範囲

この最も広義の解釈だと現在、この世代は58歳から73歳の年齢となっており、多くは定年になって既に子育ても終え、エンプティ・ネストとなっており、特にポスト団塊の世代に属する年長のしらけ世代は70歳以上の前期高齢者の年代に入っている。同じしらけ世代でも最初の方に生まれた1950年～1955年生まれの前期しらけ世代の人たちは、1つ前の団塊世代の文化に染まっていることも多く、高校・予備校に在学していた時期に70年安保などの学生運動を経験した者も存在した。育った時代背景や環境が団塊世代と近く、価値観も似ているため、私としては前期しらけ世代は団塊世代（後期団塊世代またはポスト団塊世代）に入ると思っている。そのため、本来のしらけ世代は1956年生まれ～1964年生まれ（昭和31年～昭和39年生まれ）だと見ても良いだろう。年齢で言えば現在、60歳から68歳となっていますね。