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アダルトチルドレン、複雑性PTSDで苦しんでいる方へ。弁証法的行動療法をご紹介します|ウェッピーカウンセリングルーム日野・東京

 弁証法とはどのような事を指すのでしょうか?例えば、話し合いで何かを決めなくてはならない時に、相手と意見が違ったとします。その場合、自分の考えも否定せずに相手の考えも一旦受け止めた上で、よりよい考え方を導き出そうとするのが弁証法です。

 アダルトチルドレンや複雑性PTSDの方は、緊張を強いられる環境の中で生き延びるための考え方を必死に身につけてきました。それは、生存するために必要だったのです。しかし、成長してその環境から逃れることが出来ても、心と身体の奥深くに身につけた考え方に支配されることになります。例えば、「人を信用するな」、「完璧でなければならない」、「人を楽しませなければならない」、「相手の要求に応えなければならない」、等々。これは一例にすぎずに他にも自分を縛り付ける様々な思考に支配されることがあります。

 弁証法的行動療法では、生きるために身につけてきた考え方(自動思考)を、あえて否定してみます。例えば、「完璧にやらねば」との考えに対しては、シンプルに「完璧である必要はない」というように。その上で、第三の考え方として、「完璧に行うことは出来なくても、取り組むことに価値がある」などのように。

 このようにして、新しい思考を想像して積み重ね、その思考に基づいて実際に行動していく事で、自分を苦しめていた思考からの脱却をを目指します。併せて、自分を苦しめていた思考は過去のどのような体験から生じているのかを見ていく事で感情も和らいでいきます。ただし、弁証法的行動療法にしても、過去を振り返ることにしても、最初から一人で行うと過去の傷に無理やり触れてしまう場合もあるので避けた方が良いでしょう。カウンセリングの場で、その方のペースに合わせて丁寧に根気よく行っていく事が回復のための鍵となります。

カウンセリングに関心を持たれましたら以下ホームページのお問合わせフォームより、お気軽にお問合わせいただけると幸いです。あなたの心が癒されることを願って。

ウェッピーカウンセリングルーム日野・東京
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