見出し画像

”老人ホーム看護師として働く”こだわりを捨ててつかんだ穏やかな生活【転職体験談】

こんにちは。
今日はWeNeedの転職体験談をご紹介します!
今回の転職者は、急性期病院の看護師から老人ホームでの看護師に転職した「ともよさん」。

ともよさんの転職は、正社員でなきゃいけない、という”こだわり”を捨てることで、前に進むことができました。
自身の”こだわり”に気づき、そこから一歩離れる勇気が幸せな転職に繋がる。
そんなことが体現された転職体験記になっています。
(話を聞いた人:松原)

ともよさんの基本情報

大学を卒業後4年間、急性期病院にて病棟看護師として働く。
コロナのピークを経験後、病院を退職、その後アルバイトを経て産業保健師として働く。保健師の任期満了のタイミングでWeNeedのキャリアカウンセリングを受け、現在は老人ホームの派遣看護師として働く。


看護師としてのキャリアは急性期病院での勤務から

ー最初の職場に急性期病院を選んだきっかけはなんだったのでしょうか?

特に強い希望があった訳ではなく、新人がたくさん勉強できるところというので周りからも勧められて決めました。
今思えばやりたいわけでもないのに選ばなくてもよかったな、なんて思ったりします(笑)

ーコロナの期間は想像を絶する大変な状況だっと思います。働かれていていかがでしたか?

コロナ病棟ではなく外科のほうにいたのですが、手術がキャンセルになって、普段見ない症状の患者さんを見ることになったり、患者さんに少しでも発熱があったらすぐに検査をしたりと、慣れないことばかりでした。
そんな中で夜勤が続き体調を崩してしまったことが原因で、最初の病院は退職に至りました。

看護師から産業保健師へのキャリアチェンジ

ー次の職場に保健師を選んだのはどういった理由なのでしょうか?

病院を辞めるタイミングで、看護師向けのキャリアカウンセリングをSNSで見つけて受けてみました。
そこで、自分がやりたいことは「誰かの日常がより幸せに過ごせるための支援」だと気づきました。
より幸せに過ごせるために、心身共に健康でないと実現できない。そのために健康面をサポートできる保健師という仕事に魅力を感じました。

また、病院でお年寄りの方の延命治療を見ていて、予防治療の必要性を痛感していたことも、理由の一つです。
病気になってから病院に行けばお医者さんが何とかしてくれる、という医者任せの治療ではなく、一人一人が病気を予防していくことが大事なんじゃないかって。
少子化も進んでいますし、このままだと日本の医療制度が持たないんじゃないか、という危機感を持つようになりました。

ー保健師の中でも産業保健師を選んだ理由は?

働き盛りの現役世代、まさに今の日本を回している人たちをサポートができることにやりがいを感じたからです。
働いている現役世代の健康をサポートすることって、そのご家族の心身の健康にもつながりますよね。働く人を支援することは、ひいてはその子供たちの支援にも繋がるんじゃないかと思いました。

ー保健師としてのお仕事はいかがでしたか?

思っていたよりも、あまり人と関わることができなかったというのが正直な感想です。
やはり皆さんお仕事をしながらなので、一人ひとりと深く関わることはできなくて。

WeNeedとの出会い

ー看護師向けのキャリアカウンセリングをご自身で受けられたり、たくさん悩まれていたのだと思います。
そんな中でWeNeedの佐々木のカウンセリングを受けることになりますが、どういったきっかけだったのでしょう?

また話は戻るのですが、病院を辞めて今後のことを悩んでいたとき、友人が進めてくれたまた別の研修に参加したのが佐々木さんと出会ったきっかけです。

もともと自分を否定してしまう癖があるのが悩みとしてずっとあり、職場でも悩みを抱えていました。
保健師の契約が切れたタイミングで、次の仕事の相談として佐々木さんにカウンセリングを始めてもらいました。

ー佐々木のカウンセリングを経てご自身の中に気づきはありましたか?

まず、正社員として働かなくてはいけない仕事はきついものだ、という先入観・固定観念があったことに気づきました。
自分はそれを望んでいるわけではないのに、そこに縛られて苦しんでいたんですよね。
相談中、佐々木さんからは、「派遣で最初は働いて、ゆくゆくは正社員になる手もある」と提案も頂きましたが、当時どうしても派遣という働き方にはネガティブなイメージがあり、踏み出せずにいました。

ーそこから現在派遣という形で勤務されていますが、どのように心境が変化したのでしょうか?

カウンセリングを受けているときに、当時付き合っていた人からプロポーズを受けて結婚の話が持ち上がったんです。

そこで、結婚後の生活も考える中で、やはり正社員のフルタイムで働くことが本当に自分の幸せなのか、と考えました。

もともとそこまでバリバリ働くことが得意なタイプではなく、病院で働いている時にもしんどさを感じていました。でも、派遣という形で働くことになんとなく、後ろめたさがあったんですよね。

でもそれを佐々木さんが、「そんな働き方があってもいいんだよ。いろんな人がいるから」と否定せず、後押ししてくれたことで、派遣で働いてみよう、と気持ちが変わりました。私の今までの転職理由や性格などを踏まえて伝えてくれたんだと思います。

いろんな働き方があっていいし、自分の幸福度で働き方って選んでいいんだ、と思えたのは自分一人では気づけなかったことだと思います。

派遣として、そして老人ホームで働いてみて

ー派遣で働かれていて、現在の生活はいかがですか?

もともと家事をするのが息抜きになるタイプなんです。
だから今の職場は定時で帰ることができて、帰ってからご飯を作ったり家を整える余裕があって、幸福度は高いです。
「正社員じゃなくて本当にいいのか?」と思っていましたが、今は納得して働いていますよ。

ー老人ホームでの勤務は初めてみていかがですか?

病院と比べて、利用者の方と長いお付き合いができるのが自分に合っているなと思います。
毎日関わっていると、利用者の方々が自分のおじいちゃんおばあちゃんのように思うようになって、ちょっとしたことでも心配になったりするんです(笑)

病棟で働いていたときは終末期の患者さんが亡くなることもよくありましたた。でも、患者さんの入れ替わりが激しくて関係性を築けていないと、人が亡くなるということですら作業の一部になってしまうこともありました。

その点、今はホームで誰かが亡くなったときに、その人の空いた部屋を見て顔を思い出したり、ゆっくりと死と向き合う時間を持てています。

人によっては、悲しいのが嫌で深く患者さんと関わらない人もいるかもしれませんが、私は一人一人とゆったりとお別れができるという点で今の職場は自分に合っているなと思います。

ー急性期病院で働いていた経験が生かされていることはありますか?

たくさんあります。今働いているホームは、高度な医療処置の必要がある方を受け入れているところが特徴なので、病院でやってきたことがまさに実践として役立っています。
それから、病院でたくさんの患者さんを見てきたからか、何か様子が変、と思うことがよく当たるんです。
急性期で養われた観察力が生かされていると思っています。

ーそんな風に寄り添ってくれる看護師さんがいたら利用者さんも安心できますね。
今の職場での働きやすさはいかがでしょうか?

正直なところ、働き始めた頃より人手が足りなくなり、忙しいです(笑)
ですが、やはり定時で上がれるので生活が整いやすく、体の調子もいいです。

最後に

ー最後に、WeNeedのカウンセリングの感想を教えてください

大手の転職エージェントにも登録しましたが、こちらが指定した条件に合わせて求人紹介されて終わり、という感じでした。それに比べて佐々木さんとのカウンセリングでは、より深く、自分の人生で大事なものは何なのか、これからの人生をどうしたいのか、と人生のトータルアドバイスをしてくれたのが印象的です。
佐々木さんにはもう何度も相談に乗っていただきましたが、自分を一人の人として大事にしてくれた、というのが関わっていて感じたことです。

―ありがとうございました!


病院勤務を終えてから、カウンセリングを受けたりと自己分析を続けていたともよさん。
現在は自分に合った働き方で心穏やかに過ごされているそう。
今後はライフイベントに合わせてまた正社員に戻る可能性も、とおっしゃっていました。
柔軟に働き方を変えて自分の幸福度を探る。
幸せな転職をするために必要な視点かもしれませんね!

🌟WeNeedのキャリアカウンセリングは悩める人にとことん寄り添います!
転職未満でも大丈夫。
モヤモヤを抱えるあなたに寄り添うカウンセリングを提供します。
気になった方はこちらまで↓
※メール
info@weneed.jp(担当:佐々木)
※公式LINE