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【すべての瞬間を未来に賭ける】
授業を受けていた18時から、
急いで千葉を飛び出して
広島に来ました。
13時間の夜行バスからさらに2時間バスに乗り、
島に到着しました。
オンラインでたった一度だけ、話したことがあっただけ。
それなのに、無性に下島に行きたかったので
突然連絡して突然訪ねました。
おじいちゃんとおばあちゃんが二人でのんびり営んでいるお好み焼き屋。
大きな鉄板がひとつに、丸い椅子が二つ。
目の前で慣れた手つきで焼いてくれました。
大きなへらで鉄板からそのまま食べました。
寒いのによく来たねぇとおばあちゃん。
ここは有名なお店なんだよぉとおじいちゃん。
目を見て話ができるご飯屋さんって少なすぎるよなぁって気づいた。
店員さんが急ぐようにメニューを聞き、急ぐようにご飯を運んでくる。
ひとりの人として自分がそこに存在し、愛情たっぷりのお好み焼きを食べられたことがなぜかすごく嬉しくて、私の日々に感情が戻ってきた気がした。
お昼を食べた後は、
一般社団法人「まめな」の皆さんが生活している梶原医院にやってきました。
もともと病院だった古民家をリノベーションして作られた素敵すぎるおうち。
手作りのあったかさと、心地よく差し込む光と。
初めての場所で、遠い場所で、それなのにすごく安心しました。
みなさんとたわいもない会話で盛り上がったあと、
「まめな」の活動やその理念について、
また、まめなの活動のひとつである「島の寺子屋」について、
詳しいプレゼンテーション資料を見せてもらい、説明までしてもらいました。
説得力があり、確実に未来へと向いている一筋の光。
私もこんな風に自分のやりたいことや描いている未来を具現化したいと思いました。
その地域の現状を詳しく理解し、島の人々のことを理解したうえで活動の方向性を定める。問題点はどこにあり、どんな資源があり、何が活用できるのか。
島に愛情を持っている人たちだからこそできることで、
自然も地域も人々も大切にしたみなさんの考え方に圧倒されました。
そして、一緒に未来に向かっていける仲間たちと同じ場所で、同じ未来に向かう毎日を過ごしていることがすごく羨ましくもありました。
毎日の中で、プロジェクトの話をしたり、未来を展望したり、
お互いの意見を交換してアイディアをブラッシュアップしたり。
私もそんな仲間と一緒に未来だけに向かう毎日を過ごしたいと思いました。
古民家の清掃作業では、作業をしながらいろんな話をしました。
私の抱えている悩みや感じている孤独感、安心に向かうことへのモヤモヤなど多くのことに共感してもらい、私も共感することばかりでした。
作業の後は
ご飯を作り、みんなで囲んで食べる。
たわいもない話で盛り上がって笑いあう。
本当に本当に楽しい一日でした。
未来に向かおうとしなくても、勝手に未来を形作っている1日でした。
ひとつひとつの会話も、すごく大切に思えて、仲間が欲しくなりました。
本心で未来を熱く話せる仲間。
躊躇なく本気でぶつけられる仲間。
同じ温度で未来を描ける仲間。
そして、ひとりで走り出そうとする前に、
本当の仲間を見つける過程を大切にしたいと思いました。
大崎下島、来てよかったです。
そして必ずもう一度来ます。
急いでいないのに、焦っていないのに
前に進んでいるっていいな。
そして失敗を一緒に笑いとばし、真剣に話あえる仲間が近くにいるっていいな。