【明日があるさ明日がある】
小さい頃、デリケートすぎる心に小さな不安を大量に抱えて毎日を過ごしてた。
お母さんがそんな私にウルフルズの「明日があるさ」をいつも歌ってくれた。
「もし〜たらどうしよう」ということばっかりを考えていて、
その考えが浮かぶたびに
『明日があるさ明日がある〜』と歌いながらもほぼ唱えるような毎日だった。
あるときは泣きながら、あるときは軽快に、あるときは言い聞かせるように。
明日があるから大丈夫。と思うことで救われていた私の心は当時何を考えていたんだろうか。
今日がうまく行かなくても取り返しがつく。
後からでも修正できる。
失敗がいずれ成功になることに、うまく行かないことへの不安を軽減させていたのかな。
中学生の頃だろうか。
お母さんがこの本をプレゼントしてくれて、
自分に言い聞かせる合言葉は「心配事の9割は起こらない」に変わったな。
大学を終えようとしている最近の自分は不安なことや心配なことに押しつぶされることが無くなった。
いろんな経験を踏んで未来への想像力が養われたのかな。
この後の解決策を考えられるようになり、
どうやったら最後に成功に繋がるかを想像できるようになった。
いわゆるリフレーミングができるようになった。
同じように繊細で、心の不安が膨張して自分を押し潰してしまうような子どもたちに、今の自分は何ができるのかを考えた午後。
とはいえ、いまだに「明日があるさ」を心の中で唱え続けている自分がいる。
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