ヘルニアの診断を受けました
金曜日は、セルフケアや症例などをシェアしています。
じつは僕、「腰痛」で年始早々救急車で病院搬送されました。
今日は、その話をしたいと思います。
<こんな人におすすめ>
①普段は腰痛を感じない方
②上半身と下半身のつなぎ目に不安定感がある方
③腰をそらすと腰に電気が走る方
年始早々、救急搬送
予兆は、昨年の仕事終わりの頃からありました。
はじめは腰痛の程度がMAXでなかったこともあり、大掃除を控えるなど安静にしておくことで、静かにやり過ごそうと考えていました。
正月は車で約3時間の実家に帰省しましたが、ここで1つ目の山場が来ました。
到着して車から降りようとしたところ、上半身と下半身は力が入るのに、腰に力が入らないという状態になりました。
伝い歩きでなんとか家に入り、楽な姿勢(立位)を維持していると、徐々に支え無しで歩けるようになりました。
翌朝、先日よりは楽な状態で起床しましたが、夜は痛みも強かったせいか、食欲もなく、19:00には就寝しました。
そして帰省3日目、朝から立てない状態になっていました。
無理やり立つものの、一歩が出ない。
そんな状態です。
僕の選択肢は2つ。
実家付近の病院へ行くか、帰阪して自宅付近の病院へ行くか。
僕の選択は後者でした。
病院へ電話すると救急搬送のほうが優先的に診てもらえるとのことだったので、119(消防署)に連絡し、消防署で救急車に乗り換え搬送されました。
専門医がいないことから、レントゲン撮影、点滴、痛み止め(座薬、ロキソニン)の処方でその日は終わりました。
翌日、座薬が効いたのか、腰痛はあるものの朝から立ち上がることができたので、レントゲンのコピーと、お薬説明書を持って、他医院へ行きました。
整形外科医の判断は、「ヘルニアの疑いあり」ということで、MRIを撮りました。
結果は、「今すぐオペはいらないがヘルニアが原因」という診断でした。
状況 経過
<状態>
・上半身と下半身のつなぎ目に不安定感があった
・腰をそらすと腰に電気が走る痛みがあった
・腰よりは、仙骨部に強い痛みがあった
・痛みが重度の時は、腹部にも強い緊張があった
・鏡で見ると、腰が平たい状態(板が入っている様)だった
・立位が一番楽な状態だった
<効かなかったもの>
・湿布
・キネシオテープ
・使い捨てカイロ
・服用タイプの痛み止め薬(症状が重い時)
<効いたもの>
・座薬
・服用タイプの痛み止め薬(症状が軽い時)
<受けた検査>
・肋骨脊椎角叩打テスト(腎盂腎炎)
・SLRなどOPT
・L4,L5のMMT
・レントゲン
・MRI
<経過>
座薬を使うようになってから、痛みがあるものの、自由に歩ける時間が伸びました。
ただ、座薬は強い眠気があるため、日中で痛みが軽い時は、服用タイプの痛み止め(ロキソニン)を利用しました。
現在、救急搬送から3日目。
左梨状筋の緊張が残るものの、立位、歩行時の腰仙部の痛みはなし。
座位、腰部屈曲は、仙部に痛みがあるため、ひかえるようにしています。
最後に
僕は今までに、いくつかの腰痛を経験してきましたが、今回の痛みははじめての経験でした。
そのこともあり、自分なりに腰部椎間板ヘルニアや占拠性病変のテストをしましたが、バルサルバ以外は(ー)の所見しか取れませんでした。
また外傷もなく、「重いものを持った」「座位が長かった」などの心当たりもありませんでした。
しかし、画像検査で(+)所見が出たのを見ると、改めてその重要性を実感しました。
患者さんの中には、僕が画像検査を勧めても嫌がる方も多いですが、今回の経験を伝えていこうと思います。
最後に、今回のレントゲンとMRIを添付します。
多くの方の参考になれば幸いです。
それではまた