治療院を転々としている人が、慢性症状から抜け出せない理由の1つ
ドクターショッピングは長引く一因
みなさんは「ドクターショッピング」という言葉を聞いたことがありますか?
訪れた先の診断結果に納得がいかず、医療機関を次々と渡り歩くことを言います。
慢性症状でお困りの方の中には、このドクターショッピングを繰り返す方が少なからずいらっしゃいます。
しかし、治療は計画立てて行うものなので、転院するたびに初診(初回)に戻って計画立ててもらうのは効率が悪いだけでなく、絡まった糸のように状態が複雑化していきます。
例えば、自分の机の上に解きかけの数学の問題が散乱してたら、「どういう状態?」「前の人はどこまでやったの?」「前の人は解き方分かっていたのかな?」となりますよね。
ドクターショッピングを繰り返した人の体は、まさにこんな状態なんです。
似たような言葉にセカンドオピニオンというのがあり、意見悪いようにはみえないケースもありますが、転院の理由次第では問題になります。
それが⇩です。
あたかも「自分の体は自分が一番良く知っている」という姿勢でいると、じつは慢性症状から抜け出すことができなくなってしまいます。
ストレートに言うと、「自分の体は自分が一番良く知っている」というその勘があたっているのなら、とっくに治っていないとおかしいんです。
当たらない勘にしがみついてしまうと、泥沼に沈んでいっても不思議ではありません。
転院した方がいい場合
もちろん、セラピスト側にすべてを委ねろというわけではありません。
⇧のような質問に答えてもらいながら、納得できればしばらくは続けたほうがいいし、納得いかないのであれば転院は良い選択だと思います。
一度は納得しても、言うような結果に繋がらない方もいらっしゃると思います。
目安は2ヶ月(約8回)です。
2ヶ月あれば、絡まった糸は解けるし、体をある程度良い状態まで戻していくことができます。
最後に
ドクターショッピングをしている方は、自分の症状を本当によく調べているし、行く予定の治療院のこともよく調べていると思います。
ただ、それだけよく調べているにも関わらず、転々としたり、いつまでも治らない理由はなんなんなのか?
その原因はもしかすると、「選考基準がおかしいのかもしれない」という自分自身への疑いに変わると、症状の出口が見つかるかもしれません。
みなさんが良い治療院に出会えることを願っています。
それではまた