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株式投資に役立つ「統計データ」⑧家計調査

家計調査とは

家計調査は、総務省統計局が毎月行っている「家庭の経済活動を詳細に把握する」ための統計調査です。

世帯の収入、支出、消費行動、貯蓄などの情報を収集し、国の経済政策や社会保障制度の基礎資料として利用されます。

家計調査の目的

個人消費の把握

国の経済活動の重要な部分を占める個人消費の動向を把握し、景気動向を分析する。

経済政策・社会政策の立案

調査結果に基づいて、より効果的な経済政策や社会政策を立案するための基礎資料を提供する。

物価変動の分析

消費者物価指数を作成するための基礎資料となり、物価の変動を分析する。

生活水準の把握

各世帯の収入や支出の状況から、国民の生活水準を把握する。

調査内容

収入

勤労収入、不動産収入、事業収入、年金、社会保障給付など、世帯全体の収入

支出

食料品、住居費、光熱費、被服費、教育費、医療費など、様々な品目への支出

貯蓄・負債

預金、有価証券、借金などの状況

世帯の属性

世帯人員、世帯主の年齢、職業、学歴など

消費行動

商品やサービスの購入パターン

調査

調査対象となる世帯は、全国からランダムに約9,000世帯が抽出されます。

調査対象とは、全国約5,983万6,000世帯中、「学生の単身世帯・収入と支出を正確に計ることが難しい世帯(ホームレスの方や、生活保護世帯など)」をはぶいた96.5%を指します。

調査結果の利用

政府機関

経済政策の立案、物価政策の決定、生活保護基準の見直しなどに利用される。

研究機関

消費行動の分析、所得格差の研究などに利用される。

民間企業

新製品の開発、マーケティング戦略の立案などに利用される。

家計調査に関する注意点

代表性: 調査対象は全国から無作為に抽出した世帯ですが、すべての世帯を代表しているわけではありません。

調査の期間: 1ヶ月間の調査結果に基づいているため、季節変動や特別な支出の影響を受けることがあります。

プライバシー: 調査に協力していただいた世帯の個人情報は厳重に管理されており、統計的な処理のみに利用されます。


家計調査は直近の世帯状況を細かに把握しやすいデータかもしれませんが、反面、シロウトには一番見づらく分かりにくいデータに感じました。

気になる方は、一度見てみてください。

読み溶けると、日本人の生活動向がつかめ、投資に役立てることができるかもしれません。

次回もまた、投資判断に役立つ情報をシェアできればと思います。
それではまた

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