治療家の心得18【無症状の間に治す】
不得意な症状の代表「無症状」
一般的に患者さんは
・〇〇が痛い
・〇〇が動かしにくい
・〇〇が痺れている
・姿勢が悪い
などの症状を持っていて、セラピストはそれに対応したテクニックで改善するよう努めます。
しかし、「元気だけど、予防やメンテナンスのために来た」と言われると、急に分かりやすい指標がなくなることから、殆《ほとん》どのセラピストが「無症状」というものを不得意と感じる傾向にあります。
無症状を放置しない
僕は日頃から、「人の体はいきなり壊れることはない」とお伝えしている通り、無症状をかなり重要視しています。
(もしイメージがつかない方がいれば、↓の動画をみてみてください。)
というのも、症状の前には必ず無症状状態が存在し、そこをクリアにし続ければ発症はもちろん再発もおこらないからです。
逆に、無症状の原因を見逃したり、放置してしまうと、かなりの確率で発症・再発してしまいます。
継続して治療院に通い続けてるのに、何度もギックリ腰になったり、いつまでも肩こりが治らないなんていうのは、その典型的な例です。
患者さんは貴重な時間とお金を使って来店されているので、それに見合った対応をしてあげてください。
無症状の治し方の勉強は特殊?
無症状の治し方はそれほど高難度ではありませんが、その勉強方法が少しだけ特殊であることから、苦手と感じやすいのだと思います。
すでに多くの症状を治し、再発させていない先生方には不要な情報ですが、それが苦手な先生にとっては喉から手が出るほど欲しい情報だと思います。
ので、リクエストが有れば別途 有料記事で紹介したいと思います。
いかがでしたか?
治し方はともかくとして、「無症状」に対する関心が高まることで、少しでも患者さんの負担軽減につながればと思います。
来週も引き続き、「治療家の心得」を楽しみにしていただければ幸いです。
それではまた