日常に必要なお金の知識㉔保険の原則
保険料と保険金
保険制度は、一定の基準に基づき「保険料」と「保険金」が決まります。
なんだか似たような言葉で混同しがちですが、簡単に言うと、「保険金」は受け取るお金であり、「保険料」は支払うお金です。
双方は、大数の法則と収支相等の原則で決定されます。
大数の法則
コインを1回投げると、50%の確率で表裏のどちらかが出ます。
仮に2回投げて同側が出ると、どちらか一方が100%の確率ということになります。3回、4回と投げても100%かもしれません。
しかし、100回、1000回、10000回とたくさんコインを投げると、表が出る回数と裏が出る回数がほぼ同じになります。
つまり、表が出る確率は50%に近づいていくのです。
例えば、イーデザイン損保の自動車保険は、年齢により保険料が異なりますが、これらは事故の起こす確率により算定されています。
収支相等の原則
保険料は、保険契約者が払い込む保険料(+運用収益)が、保険会社が支払う保険金(+経費)と等しくなるように算定されます。
保険は万が一に備えるものなので、得をするよりは、損をしたほうが良いと思いますが、「払い損は嫌」と思われる方も多いですよね。
保険料と保険金の関係を理解すると、無駄のない保険選びができるかもしれませんね。
毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。
たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。
これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。
ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。
それではまた
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