組ぐせを治すには、コツがあります
金曜日は、セルフケアや症例などをシェアしています。
今年最後のnoteは、「足の組ぐせ」についてです。
<こんな人におすすめ>
①足を組むと、姿勢が崩れると思っている人
②意識すれば、クセが治ると思っている人
組ぐせには、2タイプいます
足の組ぐせには、⇧のように2タイプの方がいて、Aの方は治したいとは思わないはずなので、おそらく読者はBタイプの方だと思います。
そんなBタイプの方に質問です。
「あなたは、体が無意識で害のあることをすると思いますか?」
おそらく、ほとんどの方が「NO」と答えると思います。
正解です。
勘違いから抜け出ましょう
では、どんな時に、人は体に害があるようなことをするのか?
それは、
・有害と知らずにやる
・有害と知りながらやる
のいずれかです。
言い換えると、人は無意識で体に害があることをしません。
つまり、
・無意識でやっているものは、体にとって悪いことではない
・無意識でやっていることは、やめさせないほうが良い
ということなんです。
この事実を曖昧にしたり、見て見ぬ振りをしたり、考えもしなければ、組ぐせから抜け出ることは一生ありません。
プロはなぜ治せるのか?
僕たちプロが「足の組ぐせを治す」依頼を受けると、真っ先に思うことは、
「なぜこの人の体は、足を組むほうが楽なんだろう?」
です。
「どうやったら組まなくなるだろうか?」ではありません。
つまり、『組むほうが楽な体を、組まないほうが楽な体』に変えるという思考で治療(施術)するということです。
大切なことなので繰り返します。
人は無意識で体に害があることをしません。
意識で抑え込むのではなく、無意識でできる流れを作ることが大切なんです。
<治療の目安>
治療回数:平均2回
(*状態が複雑な方は、もう少しかかります)
セルフケアで注意すること
まず真っ先にすることは、⇧の3点です。
「コレで治る」というのは、あなたも含め、あなたの体を見た(診た)ことがある人しか分かりません。
見てもいないのに、「コレで治るから」と言われて信じてしまうのって、おかしいことなんです。
もし病院に行って、医師が診察もせず、「風邪薬出しとくね」と言われたら納得いきますか?
それなら、何時間も待って高額なお金払うより、薬局で風邪薬買っとけばいいじゃないですか。
また「日頃から意識する」については、できないから困っているんだと思います。
風邪を引いて病院行き、「日頃から気をつけてね」って言われても困ると思うんです。
「好きで風邪引いてるんちゃうわ」
「そんな事、分かってるわ。でも引いてまうねん」
じゃないですか。
まるで意識が足りないから、そんな結果なんだよと言わんばかりのものは、ダメな人がする発想です。
セルフケアでできること
「だったら正しいセルフケア法を教えてよ」となると思いますが、即席でできるようなものは残念ながらありません。
と言うのも、冒頭でもお伝えしましたが、現状で足の組ぐせがある人は、体が「必要だから」「組むほうが楽だから」組んでいるんです。
つまり、左右バランスが崩れてしまっている状態を修正するために行なっているんです。
悪い姿勢が長い月日で作られたのと同じように、修正するにしても同じだけの月日がかかると思ってください。
でも、正直そんなに待てないと思います。
そこで僕がすすめるのは、「歩行」です。
「歩行」は、左右対称の動きを繰り返す運動です。
続けることで、早く左右対称の体を手に入れることができるようになります。
歩き方については、以前別のnoteで詳しく説明しましたので、気になる方は参考にしてみてください。
最後に
人には様々なクセがありますが、なかなか改善しない方の殆どは、対策法の間違いが原因になっています。
今回もそうですが、せっかく良かれと思ったことが、騙されたと気づいた時には、より状態が複雑化し、別の症状の原因になってしまうなんてことは珍しくありません。
セルフケアは、あくまでも良い状態を続けるためにするもので、壊れた状態を治すものではありません。
組グセであれば、多くの場合たった約2週間で症状は消えると思います。
治すのであれば、どっかでプロに頼ることも検討してみてください。
それではまた
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