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日常に必要なお金の知識⑩「社会保険」という保険はないって知ってましたか?

正社員だけでなく、パートやアルバイトも含め、お勤めしていると必ず一度は耳にしたことがある「社会保険」について、今回はまとめていきますが、

似たような言葉ばかり続くので、数回に分けて少しずつ紹介します。


社会保険の種類

保険は大きく分けると、公的保険・私的保険の2つに分かれます。

今回取り上げる、「社会保険」は公的保険のことで、主には『医療保険・介護保険・年金保険』の3つのことを指します。

しかし社会保険という言葉は、国民が生活する上で直面するさまざまなリスクに備えて、事前に保険に加入し、いざというときに生活を保障する制度の総称なので、広義の意味で「労災保険・雇用保険」を含む場合もあります。

さらに、
医療保険は、【健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度】、年金保険は、【国民年金・厚生年金】に分かれます。

次々に細分化され、言葉だけだと分かりづらいので、表にしてみました⇩。

メディアなどで「社会保険」という言葉が出た時には、⇧のことを理解している前提で報道されています。

例えば、⇩の厚労省のパンフ(2022年)もその1つです。

「いやいや、そんなこと誰も教えてくれてないけど」と思ったのは私だけではないはず・・・ですが、自分たちの生活に関わることなので、ココで覚えてしまいましょう。

(公的)医療保険

健康保険:会社員とその家族が対象
国民健康保険:自営業者とその家族が対象
後期高齢者医療制度:75歳以上の人が対象

(公的)医療保険は、立場により加入する保険が異なります⇧が、どれも聞き馴染みがあるかもしれません。

共通するのは、保険者・被保険者・被扶養者です。

保険者:保険制度の運用主体
被保険者:保険の対象となっている人
被扶養者:日本在住で年収130万円未満、かつ被保険者の年収の1/2未満である被保険者の扶養家族

例えば、
私は国民健康保険なので、保険者は都道府県と市町村、被保険者は私、被扶養者は家族ということになります。

保険者と被扶養者が混同してしまわないように注意してください。


冒頭にもお伝えした通り、社会保険は数回に分けて紹介します。
次回は「健康保険」について、分かりやすく書くつもりです。


毎週土曜日は「日常生活で必要なお金」について、FP3級の知識を共有するシリーズになります。

たかが3級と思われるかもしれませんが、知っていると知らないでは大きな違いがあるもんです。

これからの人生で「お金の知識」は必ず役立つものです。

ぜひ一緒に金融リテラシーを高めて、人生をより良いものに変えていきましょう。

それではまた

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