見出し画像

スムージーは冬眠前のクマご飯?


見た目も大切。でも中身はもっと大切!

アスリージャー姿で颯爽と街を歩き、手には巨大なスムージーカップを抱えたハリウッドセレブの姿を雑誌で見た時に、「卒業旅行はビバリーヒルズのJamba Juice(スムージーの専門店)に行く!」と宣言した青春時代が私にもありました。目がハートになりそうな美味しさや無限にありそうな野菜や果物の組み合わせに、なんて健康的でおしゃれなの!と小躍りした経験があるのは私だけではないはずですよね。
見た目抜群のスムージー!もし生活に取り入れる事を検討するのであれば、中身と成分について理解すると、どのような飲み方をするのが良いのかきっとアイデアが浮かんでくるはずです。


栄養素はほとんど炭水化物。健康的になる目的を果たすには?

このようなものばかりではありませんが、ヘルシーはなず!という思い込みだけで摂り続けるには危険すぎるスムージーも。購入時には炭水化物の量をチェックするように心がけましょう!

タンブラー1杯に含まれる栄養素はタンパク質や脂質量が微量で、炭水化物がほとんど。カロリーが低いのにスプーン35杯分の砂糖に値する糖分を含むスムージーは少なくありません。このバランスの悪さ、私たちの心身の美しさを保てるかどうかという点では疑問が残るところ。栄養の偏りが習慣化すると、内臓が老化していく可能性が大いにあります。


胃もたれしやすい人はスムージー食の見直しを!

スムージーは流動食のため、ほぼ咀嚼をしないため、唾液は咀嚼によって出されます。(1日1㍑以上出るそうですよ!)唾液には消化酵素がたっぷり含まれていますので、消化をしっかり助けています。液状の食物は消化に良いのでは?と思いがちですが、唾液不足が消化能力の低下を引き起こし、胃がもたれやすくなる、という仕組みです。


食べ方の工夫から生まれる嬉しい効果

とはいえ、みんな大好きスムージー。摂り方を工夫すればそれほど危険な飲み物にはならないでしょう。スムージーだけでは栄養が偏り、お顔がやつれてしまう可能性がありますので、他の食事でしっかりと咀嚼するたんぱく質や脂質を摂るフォローアップを!そしてスムージーカップも徐々にサイズダウンしていけるよう心がけてみても良い、と私は思います。少し余談ですが、咀嚼時に出る唾液には口腔内を洗浄する働きがありますので、噛めば噛む程お口の中も潤って、会話や食事の仕方が品よくスムーズになる効果も期待できますよ。


次回予告

次回はメンタルヘルスの原因のひとつが砂糖である事の理由を気分の変わりやすさの仕組みから分かりやすく紐解きます。そう!どんなに美しい景色を見ながらメディテーションをしても、「食」が乱れていては本当の心の安定を得ることは難しいと私は考えます。お楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!