【ガーデニング】屋上テラスのガーデニング、その傾向と対策
我が家にお庭はない。敷地内に土はほぼない。一般的な戸建てであればあるはずの庭がないのは、我が家が小さいビルだからだ。
6階建てのミニビルで、敷地面積ギリギリにビルを建てているので、車庫もなければお庭もない。一ミリもないのだ。
なので、環境としては、ほぼベランダと同じである。
屋上の床は、コンクリートの上に防水加工処理を施してある。当面は水漏れなどの心配をしなくて良いのだが、ガーデニングをする環境としては、かなり過酷なのかもしれない。
ということで、その屋上テラスでのガーデニングにおける、過酷さに対する対策について、チラと書いておきたい。
過酷さの理由は、主に二つある。
日照りを含めた暑さと風である。その傾向と対策について以下にまとめる。
1、地上7階部分に吹く風は、地上のそれとは比べ物にならないくらい強い。
平常時には全く問題にならないのだが、地上で風速3mあたりを超えると、屋上はかなり風がビュンビュン状態になる。もちろん塀があり、かつ面積が小さいので限定的ではあるが、ベランダや戸建てのお庭とは比べ物にならないほど、植物たちがブンブンと揺れる。
先日も、董立ちしているサンチュさんのうちの一本が見事に倒れていた。根が半分くらい切れてしまっていたので、プランターごとリセットすることにした。台風になれば、もちろん階下に移動させるしかない。
この対策としては、大きなオリーブの木は、倒れないように鉢自体をブロックで固定している。他は、できるだけ壁に沿うようにプランターを配置したりと、狭い中でも比較的風の影響を受けないように考えている。が、実際は、
折れたら折れたで、その時。倒れたら倒れたで、その時考えよう。
みたいな感じになっていて、自分でもテキトーだなと思う(汗)。
2、7階における日照りとコンクリートからの照り返しも尋常じゃない。場所によっては、屋上に設置してあるエアコンの室外機からの熱風の影響をも受ける。
つまり、人間にとっても過酷な環境である。ということで、オーニングを3箇所に設置してある。これはデッキ部分のパーゴラに設置したオーニング。素材を2枚噛ませているので日陰にはなるが、時間によってはそれも危うくなる。このすぐ下ではなく端の方に置いておいた大葉さんが、思いっきり葉焼けを起こしていたので、こんなもんじゃ防げないみたい。
さらに重要なのは、コンクリートにプランターを直置きしないこと。
デッキの上に乗せている子達もいる。
カナメが簡易的に底上げしてくれたのが、これ。単純構造でも機能性は抜群。コンクリートブロックを置いて、そこに安い板を購入してきて、木材保護塗料を2度塗りしたものを乗せただけのものだ。
台風に備えてプランターをおろしているところ。ちょうど板部分がよく見えるようになった。
こういう状態なので、無尽蔵にプランターを増やせるかというとそうでもないので、常に工夫が求められる状況にある。
カナメは一時、巨大な木のフレームを作って、そこに土を入れて大型のプランターをDIYしようと考えていた様だが、私が反対して事なきを得た。台風襲来で全滅するかもしれないし、冬越しできない植物もいっぱいあるからだ。そして、木の枠はいつか朽ちるから処分やメンテナンスが大変になると思ったのだ。
カナメのイメージはこういう感じ。
ステキだけど、土の量が........。
まぁこうやって、色々と不利な部分を受け入れつつ、工夫して色々とやってみるのが、意外と楽しかったりするのだ。
とは言え、個人的には屋上テラスのガーデニングはちょっとブームになるかもなぁ、と思っている。そうなると嬉しいなぁ。ノウハウが蓄積されていくからね。