Bánh Mì(バインミー)の本質は何なのかの個人的な考察
TSUTAYAライブラリーでこの本を手にするのは3回目だ。
こういう本こそ、ライブラリーでサクッと読むべき本で、買うべき本ではない。作者さんには申し訳ないが、私が本当に知りたかったのはコレじゃない。バインミーのパンの作り方が一切載っていない。あるのは中に入れる具材アレンジとそのレシピである。そして、個人的にこの手のレシピを自宅で完コピして作ることはない。
ヒントさえゲットできればそれで良し。
が、3度読んでも分からない。バインミーとは一体何なのかが。
最初に彼女の動画を見たときに、ポイントはそのパンにあるのだと思い込んだ。
そして彼女は、そのパンの作り方も詳細に紹介してくれている。
バインミー自体は、ベトナム語では「パン」という意味であるという記述を見つけた。ざっくりとベトナムで食べられている、こういうスタイルのパン(小さめのフランスパンのようなもの)をベースにした料理であろうことは想像がついた。
でも、まだ分からないのだ。「バインミー」を規定しているのが何なのかが。
1、パンの種類の話ではない
この本を読むと、使われているパンにも色々と種類があって、パンの形や質感もお店によって違う。勝手に「表面がパリパリ」の印象があったのだが、皮が柔らかいものを好む人もいて、それがマストの要件ではなさそうであった。
2、具材の話でもない
中に入っている具も色々とバリエーションがあり、肉系とも限らない。
3、味付けの話でもない
具材が濃くエスニック風に味付けされたものかとも思ったが、特にそうとも限らず。
チリソースがマストかというと、そうでもない(汗)。
なんなの!!!
が、見つけたよ。私の個人的な「バインミー」の定義を!
結論を言おう。
バインミーとは、香菜(パクチー)の入ったサンドイッチである!!
色々とレシピを調べてみてわかったことは、共通項として入っているものが、「パン」と「香菜に代表されるハーブ」だけであった(汗)。パクチー以外にも、ディルやミントなどのハーブでもOKである。もちろんシーズニング(味付け)については考えないといけないのだが、それも「これが入っていないとダメ」という特定のものがあるわけではない。
とは言え、それっぽいものを再現するために、個人的に以下を追加した。
1、濃い味付けのプロテイン系具材(魚介類や肉類、豆腐など)
2、生野菜
3、東南アジアのスイートチリソースやスパイス類
今日のランチは、サクッと「バインミーっぽいもの」を作ってみた。
コストコオンラインで買って常備しているメニセーズのパン。今回は、PANINIを使う。これに切り目を入れてヘルシオオーブンで焼いておく。
具材はこちら。家庭菜園で収穫したもの(サンチュ、きゅうり、ミニトマト、パクチー)と、近所のスーパーで買える出来合いの焼き豚。CHINSUソースは個人的にマスト。
個人的な作り方は、以下の通り。
1、PANINIに切り目を入れてバターを塗り、オーブンで焼く。
2、そのパンにマヨネーズを絞り出し、入れられる限りの生野菜と具材(焼き豚)を詰め込む。
3、CHINSUソースをたっぷりとかけて、最後にパクチーを押し込む。
4、お皿に盛り付けてサーブ。
カナメ「えっ......ウマッ。うっまー。激ウマやん。タイを思い出すわ(ベトナム料理やねんけどな)。タイの味や(だからベトナ.......)。これめっちゃん美味いやん。これアタリやな。」
とゴキゲンであった。私も食べてみたけど、言葉を失うほどに東南アジアテイストになっていて、確実に美味しい。
こんな簡単なもので美味しくて、しかも東南アジアトリップできちゃったわよー!!!
フツーのサンドイッチ用のパンでも、パクチーを入れたら十分にバインミーっぽいものができそうなので、是非是非お試しあれ!
CHINSUソースはドンキで安く買えるよ!
パクチーはタネも大きく扱い易くて発芽率も良く、プランター栽培で育てるのは難しくない。植える際にはタネの殻を割る必要があるので覚えておいてね。
ちょっとあるだけで一気にエスニック感がアップするので、ご興味のある方はぜひ育ててみてね。