【ガーデニング】夏がやって来る....
15坪のミニビル屋上を、テラスガーデン化しようとしている。
今日は、屋上でカナメと二人で、プランターに鉢底石や培養土、赤玉土や肥料などを入れて、購入した植木や花の植え替えをしていた。
ジリジリと太陽が照り付け、日焼け止めクリームを塗っていないことに気づいた私は、それを少し後悔しながら青い空を見上げた。
スピーカーから、この曲が流れる。
カナメ「うおおおおおお、オレの季節やなーっ。」
真夏が大好きで、彼は毎年、夏が近づくとこういう雄叫びを上げる。
ちなみに、私は夏の暑さが大嫌いである。エアコンを抱えて寝たいくらいだ。戦後の発明で最も偉大なものは、電子レンジでもインターネットでもなく、エアコンだと思っている。それくらい夏の暑さが鬼門である。
うちでは、シャワー時だけではなく、テラスでBBQや土仕事をする時も、カナメがこの防水スピーカーを使って大音響で音楽をかける。
ふふふふーう。
絵音くんの声とサウンドがキラリと光る。若い人の才能って眩しい。
一見昭和の歌謡曲に寄せた風でいて、絶対的なユニークを感じさせる。なんなのその感性。
夏の暑さはキライだけど、暑く青い空の下でこの曲を聴きながら土いじりをするのは、悪くない。まだまだ初夏でもない4月下旬だから余裕ぶっこいて言えることかもw
さて。
生垣を作るモードのカナメが、苗木店で一面に並ぶ可愛い花たちを前に、突然方向性を変えた。やはりお花を植えたいと言い出す。
ライムと瀬戸内レモンの果樹を植え、スペアミントの苗を買い、無事年越したローズマリーに、今年は各種ハーブと焼肉系野菜を植える気満々、お花などお構いなし、一枚でも一つでも実りの多いことを願う私とは対極すぎて、リアクションに困る。
この私に、何と言って欲しいのかな?
私「うーん。それやったらチャレンジングだけど、薔薇を植えるってのはどう?お花が咲いたら部屋にも飾れるし、ドライフラワーにもできるかもよ。」
あくまでも実利に寄せたい私である。ドライフラワー用のお花をしょっちゅう買うカナメくん。家で咲いたお花で作るといいよ、コスパいいよ。
カナメ「薔薇ねぇ。実はオレも考えてたんだけど、難しいかな。でも屋上で薔薇が咲いてたら、ちょっとテンション上がるよな。いっちょ、トライしてみるか。」
キミは素直だねぇ。私も、その素直さが欲しい。
カナメはなぜ生垣ではなくお花を植える気になったのか。それは次のセリフに凝縮されていた。
カナメ「オレらもあと何年生きられるか分からへん。極端な話、来年に生きてる保証もないんやから。何年もかけて伸びる木を植えてもしゃーないやん。今、咲いてくれる花を植える方がええわ。」
そうだね。そう言ってうっかり30年位生きちゃったらどうしよう(汗)。屋上の防水塗装も、あと3回くらいせなあかんのやろか。逆に怖いわ。
と言うことで、カナメくん、本年度のセレクトをご紹介。
サルスベリ(シンボルツリーらしい)
もっと大型のものを想像していたのだが、これは何年もかけて伸びるのを見届けるつもりなのかな?まぁいいや。
ミニバラ
本格的なバラはちょっと敷居が高いので、大量に売られていたミニバラに目を止めた。高いものではなかったので、まぁとりあえず育ててみる。
脳内に「あつまれどうぶつの森みたいに、色の違う薔薇を横に植えたら交配して......」と囁く声が聞こえたのだが、実際にそうなのかな?
アジュガ
日当たりが良くない場所に植えるものとして選んだらしい。なんか地味に強そう......
ギョリュウバイ
大輪の花をつける花が好みの私と異なり、小さくて可憐な花をたくさんつけるものが好みの、カナメらしいセレクト。オージープランツで、ニュージーランド・ティーツリーとも言うらしい。植えてみて思ったのだけど、これは全力でオススメしたい。かなり可愛い。盆栽にする人もいるらしい。
ベゴニア
私の母が家で育てていた植物のうち、ベゴニア、ペチュニア、ゼラニウムは、毎年、元気に沢山の花をつけていて、強くて丈夫で育てやすい植物という印象がある。カナメはベゴニアを選んだようだ。
さてさて。明日は、私が購入した種を蒔く予定。
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