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冬はコンポストの分解が遅々として進まないけど、それでも肥料を作り続けたい

 冬になるとガーデニングに足が向かない……orz

我が家は地方小都市にある狭小6階建てビルで、そのうち3フロアを居宅として使っている。敷地ギリッギリに建てられていて、もちろんお庭などない。

ガーデニングとして使えるスペースは、屋上テラスと、各フロアの玄関ホールと屋外階段のあたりのみ。当然、吹きっさらし状態である。

屋上テラスは、地上から見ると7階部分になるのだが、周囲に風をさえぎる建物があるわけではないので、風が吹くと激寒である。風速にすれば、地上よりも+3mくらいありそうである(汗)。

冬の寒さは尋常ではなく、夏の日照りもシャレにならないレベルである。

屋上テラスに置かれた植物や野菜、ハーブたちは、意外と過酷な環境に置かれてしまっているのである。

酷寒だろうが猛暑だろうが、アウトドアが好きなカナメが無邪気に言う。

カナメ「屋上でまったりしない?」

私「無理無理無理無理。無理無理。屋上に炬燵かホットカーペットを敷いてくれたら行くけど。」

カナメ「あったかいハーブティーでも淹れてさー」

私「私にはご遠慮なく。どうぞどうぞ。」

カナメ「オレ、一人で行ってもおもろないやん。」

しばしの間。

カナメ「ってかさ、バンリちゃん、夏も暑い暑いって言ってすぐに部屋に戻るやんか!寒がりなんか、暑がりなんか、どっちか決めてくれい。」

元来の私は、超がつくほどの暑がりで、年中半袖短パンでOKという感じだったのだが、酷寒のソウルに長年住んで、毎日ぬくぬくのオンドル生活を過ごしてしまったために、寒がりにもなってしまったのだ……….orz

ニッポンの冬が怖すぎる…….。

私「床暖房がほしいにゃー。あ、いやいやいや、この電気代では無理ゲーだから、ソーラーパネルにBluettiを何台もつなげてくれたら。いや、Starlinkを導入してくれたら。」

ごめん。私ったら本当にお金のかかる女だわね。

そんなこんなで、真冬になると対ガーデニングにおいて私は冬眠モードに入る。カナメによると冬の水やりは数日に一回程度で良いらしいが、寒がりで暑がりの端的に言えば面倒くさがりの私はそれすらも無理無理モードだった。

ということで、カナメが定期的に水やりをしてくれていた模様。

少し気温が緩んだ頃に怖いものを見るかのように屋上に上がると、酷寒に耐え切ったハーブたちが、人生崖っぷち状態には見えたが(汗)、かろうじて生き残っていた。

寒い冬にはコンポストの中の食物ゴミの発酵も進まず、土に混ぜ込んでも分解が進まない。冬の間はコンポスト化を中止しようかと思い、そのことをポロッとカナメに話したところ、めっちゃくちゃ反対されてしまったのだ。

カナメ「ええええええええ、肥料ができるの待ってるんだけど。去年、(コンポストで作った食物ゴミの)肥料を混ぜ込んで、びっくりするほど新芽が出たねん。(レモンやライム、オリーブにも)花が大量に咲いたし、バラもグングン伸びたし。絶対にあの有機肥料だと思うんだよね。いっぱい要るの。足りない足りない。もっと作って欲しいくらい。」

らしい(汗)。

実は、初めてコンポストからできた肥料をプランターに入れてみた時には、カナメは相当懐疑的だったらしい。ところが、レモンやライム、バラの植え替え時に土が足りずに、仕方がなく私が作った肥料入りの土を使ったところ、昨年の彼らの成長が尋常じゃなかったらしい。何をどう考えても肥料が原因としか思えないと延々と熱く語ってくれるので、有機肥料をせっせと生産しなければいけなくなった。

ということで、昨冬は休む間もなくコンポストを稼働させて、長期間かけて発酵分解させた肥料を大量に作っておいた。ビジュアル的にはまだまだ分解しきっていないものを、プランターの底に仕込んで、直接的に根が触れないようにしつつ植え替えを終えた。

そこそこ分解が進んだものも、植え替え需要がない間は、こうやって通気性のある袋に入れて保存しておいた。

使わない肥料は、小分けにして保存

それにしても、カナメの有機肥料に対する期待が大きい。

カナメ「有機肥料ってさ、要するに微生物なんだよ!」

これを読んでいる私にうんちく垂れるなよ!

そして、有機肥料なんぞに興味を持ち始めると、米ぬかがお宝に見えるようになるまでがセットw

微生物への興味は尽きない。

ということで、実利があってこそのコンポスト生活でっせ!

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