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【野放図ミント】スペアミントの侵略戦略を探る
三枚刈りにする勢いで刈り込んだはずなのだが、彼らは何事もなかったかの様に土の中の栄養素や微量元素を貪り成長を続ける。
ハーブや野菜の収穫をする際に、私は丁寧に花切りハサミを消毒する。
カナメ「それ、必要ないんちゃうん。ミントやろ?病原菌がついていて枯れるなら、多少枯れさせた方がええんちゃうん。逆に見てみたいわ。こいつらが病気になるところ。」
などとひどいことを言う。
バラ栽培に心を持っていかれているカナメは、時々、その葉に認めたうどんこ病と戦う。水やり担当の私にも、細かい指示を入れてくる。
カナメ「あっ、葉に水がかからないようにしてね。病気になるのって、土に水やりした時の水の跳ね返りが原因やねん。」
それを聞いて、思わず水やり用のノズルを彼に手渡そうとした。
私「かわいいかわいいバラさんの水やりは、カナメくんがやってくれてもいいのよ?」
カナメ「いや、遠慮しとくわ。」
遠慮するなよ。自分でやれよ(汗)。夜中にたっぷりバラの葉に水かけといたろかw
まぁ、そんな細かい配慮も要らず、バシャバシャと無造作に水をぶっかけようが何しようがすくすくと育つ逞しい子が私は好き。
ミントさんはテロリストだけど、その生命力には心惹かれる。
が、先日、こんなものを見つけた。ちょっと趣が違う茎だなと思って写真などを撮っていたら、
カナメ「ああああ、それって地下茎やろ。えげつないな.........。プランターに沿って根を張っていったら土の外に出たんやろ......。」
チラッと葉が出ているので茎だと見せかけているけれども、この子、土に触れるとそこに根を張るのよね。
おっ、恐ろしい..........。この隣には、私の大事なバジルくんがいるのに!!!
まだ摘芯もしていない将来有望なバジルくんのプランターに、こんな年増で肉食な毒牙が忍び寄っていたなんて!!!
そこで、ちょっとした疑問が。
ミント農家さんは、どうやってミント区画を区切っているのだらうか?
進撃の巨人の壁みたく、コンクリートの塊を地下にぶち込んだりしてるんじゃないかしらん?
それを考えると夜も眠れない(嘘)なので、ミント農家さんのリアルを求めて動画を漁った。
ミント農家さんの区画の端を見てみたかったのだが、あまりの規模感に圧倒されて、もう端なんてどうでもええわと見入っちゃったよ。
この動画をぼんやりみながら、こんなに土の中から刈り込まれていても、また何事もなかったかの様に次が生えてくるんだろうなと思ったら、すっごく良いビジネスに見えてきたわw
ということで、生産者さんに感謝しつつ精油を使わせて頂こう。ミント系は鎮痛と防虫に良いので、使う場面が多い精油。
とは言え。鎮痛に使うには、ミント精油よりも白花油をオススメしたい。最も偉力を発揮するのは乗り物酔いの時とめまい等でふらついた時!いわゆる気付け薬になる。バッグに一つしのばせておくと良いよ。