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Don’t think!Feel.

月刊Moon Light創刊おめでとうございます(違う)
毎月パーツを集めて16分の1スケールの月を組み立てるってやつですよね(もっと違う)

いきなりの閑話休題。

さて、「なにか書いて〜」とゆるっとお誘いいただいたので、今回はピアノの話を。

わたしはこの職場に来てから人生で初めての習い事としてピアノを弾きはじめました。
なんだかんだで今年で4年目、大抵のことは三日坊主なわたしが、働くこととピアノについては我ながらとてもよく頑張っているものだと感心します。

そして何より、グランドピアノがある職場で毎朝ピアノが弾ける「働きながら趣味を楽しめる」こんなに絶妙に公私混同できている環境に感謝の念が尽きません。

実はわたしにとってピアノは「こころ」と「からだ」の状態を確認するツールだったりします。

「こころ」にノイズがあるとき、「からだ」はそれを敏感に感じ取る。
「からだ」にノイズがあるとき、「こころ」はそれを敏感に感じ取る。

ノイズというのは、決してネガティブなものだけではなく、ポジティブなものも含まれているなぁーと思っています。

例えば、

「この部分の指の動きが難しすぎるよ!」とか
「今日は睡眠時間足りなかったかな」とか
「推しのコンサートの抽選発表もうすぐだな」とか
「やっぱ推ししか勝たんぞ!!!」とか
「アカン、あの仕事止まってるじゃーん」とか
「あのドラマの続きマジで気になるわー」とか
「あれ、そういえば部屋の電気消してきたっけ・・」とか。

ノイズという表現がイマイチな感じはありますが、とりあえずノイズとします笑

本当にあげだしたらキリがありません。

そういうザワザワ?ゾワゾワ?したノイズがあるときは、大抵ミスタッチが当社比30%ほど増します。
そして「あー、ピアノに、曲に、自分に、向き合えていないな」と思うわけです。

なんてったって日々仕事に習い事に推し活に勤しんでいる現代人は、とても忙しない。
まさに心を亡くすかのごとくですね。
世の中タイパだのコスパだのスペパだの、何かと効果や効率を求め(られ)がちです。

決してそれが悪いわけではないけれどね。わたしはそれらを全く重視しないだけです。

またもや話が逸れました笑

小話も人生も、無駄だったり脱線することこそが最高に面白いんです。

ノイズに絡め取られているときは、窓から見える空や雲や森や山をじっと眺めて、深呼吸。
「からだ」と「こころ」を静寂に導きます。

ほら、だんだん自分の心臓の音が聞こえてきたぞ。

指先もあったかくなってきた気がする。

「考えなきゃいけないことは色々あるけれど、
この5分間は真摯にピアノに向き合おう。」

そう思うわけです。

そう思えると、なんだかいつもよりちょっとだけ「イイ感じ」に指先が動くのです。
頭の中に必死こいて覚えた楽譜の情報はどこにも見当たりません。
本当に何も考えずに「からだ」の動くままに。

「確かにこの手が覚えている」そういう感覚になるのです。

ノイズを手放したら、「こころ」と「からだ」が応えてくれるときがある。(かもしれない)

お!これが「Don’t think!Feel.」ってことかしら?

つたない小話でしたが、今日もノリと勢いで働いて遊んで人生を楽しく生きてます。

では次回「目玉焼きには何をかける?」でお会いしましょう(嘘です)

●みやちゃん