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なぜ私たちは存在するのか—パーパスを深掘りする週末経営合宿

ここからは、週末経営合宿で取り扱うべきアジェンダとして「パーパス(存在意義)」に焦点を当てたいと思います。

多くの企業では、日々の業務に追われるあまり、会社の本質的な役割や使命を深く見つめ直す機会がなかなかありません。

しかし、この「パーパス」こそ、あらゆる経営判断や組織づくりの核となるものです。

週末経営合宿でパーパスを扱う意義は、経営陣や社員一人ひとりが、自分たちの企業が「なぜ存在し、どのように社会に貢献すべきか」を自ら考え抜くことで、強い納得感と実行力を育む点にあります。

外部のコンサルタントや専門家が提示する理念ではなく、自分たち自身の言葉で「これがうちの会社の存在意義だ」と言い切れることが、戦略や施策をぶれさせない土台となります。

具体的には、合宿中に「私たちは何を大切にしているのか」「どの顧客や社会課題に対して、どんな価値を提供するのか」といった問いをじっくり議論します。

経営者だけでなく、現場をよく知る社員も加わることで、多角的な視点が得られるうえ、その合意形成過程が組織全体の結束力を高めていくのです。

さらに、パーパスが明確になると、日々の業務や新規事業の立案でも「その取り組みはパーパスに合っているか?」という問いが軸になります。

これによって、優先度の判断やリソース配分がスムーズになり、結果として様々な案件にも腰を据えて取り組めるようになります。

週末経営合宿という集中できる場を活用して、会社の深層にある存在意義を掘り下げることは、短期的な成果にとどまらず、長期的な組織の成長を支えるエンジンになるはずです。

次回以降は、具体的なディスカッションの進め方や合宿後のフォローアップ体制などを紹介しながら、パーパスを軸とした経営をどのように社内に根付かせていくかをさらに掘り下げていきます。

ぜひ、一緒に自社の原点を見つめ直す機会を作ってみませんか。


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