「おうちごはん」が楽しくなった、盛り付け方の小さなコツ
盛り付けが苦手でした。
中学生から本格的に料理を始めたものの、「盛り付けのセンスは無いね」と言われては、へこんでいました。
我ながら美味しく無さそうに見えたし、どうやったら手が届く材料で美味しそうに見えるのか。
本を見て、同じように盛り付けたつもりでも、別物になってしまう。
そんな盛り付け下手がマシになったのは、学生時代、創作料理店でバイトしてからです。
「こうするだけで、何か違うでしょ?」
「同じ作るなら、お客さんに、もっと喜んでもらいたいじゃない」
と、そこで教えてもらったことをベースに、家でも無理なくできる盛り付けを覚えていきました。
盛り付けが苦手な方は、ぜひご参考に。
(あくまで「苦手」な方向けですが…)
常備できるパラパラ系でドレスアップ
仕上げに白ごまをふりかけるだけで変わります。
食材に赤が無い時は、一味で赤色を足しても綺麗です。
サラダや、きんぴらにも。
(青しそはもっと細く刻んだ方がおすすめです。こちらは雑…)
アクセントに粗挽きの黒胡椒をパラっと。
ナポリタンにもよくかけます。
(パスタは円錐形をイメージして、高さを作って盛り付けるとバランスがいいです)
レトルトカレーにドライパセリを。
目玉焼きトッピングの上に、粗挽き黒胡椒をパラパラしてもいいです。
(目玉焼きを蒸し焼きにせずに、オープン状態で焼くと黄色が綺麗です)
パラパラ系は、保存が効くので使いやすいです。
和食の時は、乾燥パセリではなく青のり、黒いもみのり、鰹節もいいです。(写真は素揚げしたピーマンとパプリカに、鰹節と醤油)
見た目だけではなく、味も栄養価もアップします。
緑の生野菜が高い!困った時はカイワレ大根
青しそやネギが欲しいと思っても、高い時は結構高い。
カイワレ大根なら安定してリーズナブルです。
パラパラ系とカイワレ大根を組み合わせると、かなりバリエーションが増えます。
ワンプレートで簡単に豪華に見せる
花形の鉢に入れたひっくり返したご飯。(普通に盛り付けてもOK)
味が混ざらないように、ご飯とおかずを仕切るレタスで、彩りとボリュームアップ。
小鉢に副菜を。漬物や梅干しでも何でもいいです。この時は辛子しいたけ。
メインは豚ロースとレンコンのソテー。
お肉は豚肩ロース、鶏モモ、魚などでも大丈夫です。
同じフライパンで、熱した油に塩・胡椒で下味をつけた豚ロースとレンコンを表裏こんがり。
ナツメグ・ガーリックパウダーで仕上げ、乾燥パセリをふりかけました。
カレー粉で仕上げてもいいし、ハリッサという調味料で仕上げてスパイシーにしても合います。
最後にミニトマトでアクセントカラーを添えます。
材料も油も、応用が効きます。
あり合わせのものでも格好がつくし、洗い物も少ないのでおすすめです。
「ポン酢&ワサビ or 柚子胡椒 & オリーブオイル」のドレッシングを野菜と、塩胡椒ソテーにかけても美味しいです(以前、お客様に教えてもらったレシピです)
食器は色味を合わせて使用
盛り付け方のほか、使い回しがきく食器があるとラクです。
食器は、和風にも洋風にも合う和食器を主に、ニトリで買っています。(子供が扱って割れても買い足しやすい)
白・ベージュ・茶色・グレーで色を合わせているので、使う時に「どれにしよう?」と困ることが少なくなりました。
ニトリ 丸型小鉢 しのぎ
ニトリ スタッキングできるお皿 DAY Value 15cm
ニトリ 唐茶削ぎ
盛り過ぎ注意
食器いっぱいに盛るより、余裕を持たせたほうが見映えがよくなります。
余白を作る感じに。
写真は明るい場所で撮ってGoogleフォトで加工
盛り付けが成功したら、写真も上手に撮れると嬉しい。
できたら窓際など、カーテン越しに太陽の光が入るような明るい場所で。
難しければ、照明を明るくして撮ると、まだよく撮れます。(今まで出した料理の写真は、ほとんど自然光で撮りました)
それと一手間ですが、Googleフォトの自動補正を使うと、簡単に綺麗になるのでおすすめです。
詳しくはこちらから▼
おわりに
盛り付けのコツと言いながら、食器や撮影のことまで広がってしまいました。
特別高価な材料や食器、カメラがなくても、少しの工夫で毎日のことが、苦ではなくなるように。
もし盛り付けが苦手と悩んでいる方がいましたら、ぜひお試しください。