二十四節気 「白露」の香り
「陰気ようやく重なりて露にごりて白色となればなり」 『暦便覧』
夏の思い出をいっぱい詰め込んだハートのラッピングバッグを、煌めく“露”のリボンで結び、ようやく落ち着きを取り戻す空に、“白”いため息を1つこぼす「白露」の光景。
ヒンヤリとした空気に甘噛みされて、ふと気が付くと…。
季節を覗く小窓から吹き込んでいる隙間風。
息を潜めながら静かに窓を開けてみると、そこには新たな旬の風景が控えめに香ります。
大地の息づかいに合わせてゆっくりと呼吸する、安らかなススキ野原。
ジンワリ