二十四節気 「穀雨」の香り
「春雨降りて百穀を生化すればなり」 『暦便覧』
本日より、全国的に「穀雨」な季節の香りに包まれるでしょう(^-^)。
シトシトと降り注ぐ春雨が、畑へ蒔かれた種に潤いをもたらし、花芽や葉芽にはエネルギーを注ぎ込んで芽吹きのお手伝いをします。
この時季は、育ち始めた柔らかい命の息吹が輝く季節。
そんな新たな命に優しく潤いのベールをかけるのが「穀雨」です。
晩春から初夏にかけての隙間にしっとりと染み入ります。
しかし、時に風や雨を振り回す春の嵐を呼ぶこともあります。
“花に嵐”。
花は咲けども、再び嵐はやってくるもの…。
とはいえ、大暴れの末にもたらされるその雨も、やがては恵みとなって実りをもたらします。
そんな春の嵐が運ぶ雨も、穀雨の「亜種」なのではないかとも思ってみたり…。
穀雨のシャワーに、命の輝きが瞬くシーズンのスタートです。
☀ 「穀雨」な季節の、お役立ちアロマテラピー ☁
ポカポカでウキウキな世界を優しく潤してくれる穀雨。
一方で、時折やってくる春の嵐によりもたらされる、ちょっぴり「ほろ苦い」穀雨もあります。
ほろ苦い穀雨を連れてくる春の嵐、いわゆる急発達する「爆弾低気圧」と呼ばれるような類は、南から温かく湿った空気を引き込み、寒気とぶつかって大気の状態を不安定化させ、暴風雨及び高波、高潮などを引き起こします。
日本海側では雪崩や融雪洪水、さらにはフェーン現象も加わって、山火事などの被害も発生させるのです。
そんな春の慣れない訪問者に、やはり私たちの心と体は違和感を覚えます。
過度な緊張感によるストレスや、気圧の急低下に伴う頭痛などが心配です。
☂ お天気アロマレシピ ❆
~ 高ぶる緊張感と痛みに優しく寄り添う、魔法のハンドバス ~
[使用材料]
・洗面器などの容器
・精油 1~2滴<カモミールローマン・ラベンダー>
✿ カモミールローマン ✿
(^_-)☆…青リンゴのグリーンとハーブのグリーンが素敵に調和する香り。緊張して強張った気持ちに安定感を与えてくれる。また、頭痛を始めとした様々な痛みを、優しく解きほぐしてくれる精油。
✿ ラベンダー ✿
(^_-)☆…落ち着きのある甘さが、緩やかにしっとりと漂うフローラルの香り。春先の気まぐれ空に、傷ついて痛む心と体のトゲトゲを、穏やかに慰め、丸くしてくれる精油。
[作成手順]
① 洗面器に湯を張り、そこに精油を垂らす。
②よくかき混ぜたら、両手の手首が隠れるくらいまで浸す。
③ ゆったりとした気持ちで、5分程度手浴する。
※「片頭痛」タイプの場合、血行促進により悪化することもありますのでご注意を。ご無理のない範囲内で。
[使用上の注意]
・基本的に、妊婦・授乳婦・子ども・皮膚炎(敏感肌含む)・高血圧・癲癇・腎臓疾患・肝臓疾患・心臓疾患・アレルギー・喘息・高齢者などの方は、精油の使用には十分な注意が必要である。事前に確認し、場合によっては使用を控えること。
・傷口、炎症部位、敏感部位には行わないこと。
・光毒性の成分が精油に含有される場合、使用後は直射日光などの紫外線に当らない。
・精油原液が肌へ付かないように注意すること。(万が一ついた場合は、大量の水で洗い流す。)
・異常を感じた時は、即使用を中止すること。(必要であれば医師の診察を受ける。)
・洗面器などへの色や香りの染みつき、汚れや変質に十分注意すること。・火気に注意すること。
・湯で火傷しないように注意すること。
・適度な換気を行い、長時間の使用は控えること。
・アロマテラピーは自己責任の原則で行うこと。
※ 市丸数馬「お天気香るコラム」 バイオウェザーサービスより
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