Day77_スタートアップのエコシステムと人類のドライバー
どうも!180日後に起業する人です。
最近スタートアップエコシステムの情報を調べていて、思ったことがあり、それについて考えていきたいと思います。
なぜ、日本はスタートアップのエコシステムが整っていないと言われるのか
日本にはスタートアップのエコシステムが他国と比べて整っていないという意見があります。現在存在するスタートアップが、ITバブル以降の創出された会社の時価総額等が小ぶりになっていることや、実際にスタートアップの制度や投資に使われる金額の観点から、米国をはじめとした他国と比べて、制度的な不足やプールされる金額が小さいことが言えるかと思います。
上記、NRI(野村総研)の記事によると、スタートアップエコシステムには
①政府
②大学
③起業家
④大企業
⑤リスクキャピタル
のステイクホルダーがエコシステムには存在すると考え、成功例であるシリコンバレーにおいては、スタンフォードを中心とするエコシステムに対して、連邦政府はWWII以降、防衛関連を中心に最先端技術への多額の投資を進めていったことにより、産業の育成へ貢献したとのこと。また、政府資金から発生した特許権を1980年には大学や研究者が所有することを認める法律を定め、より産学連携や大学発のスタートアップを創出したとのことです。
WWII後に生まれたスタートアップとその設立年
では、実際にWWIIの後、日本のケースはどうだったのでしょう。今の日本経済を支える多くの企業が創出されたように思うのですが、実際はどうだったのか。少し調べてみました。
上場企業の4394社中、約700社(全体の約16%)が1945年〜1955年を占めておりました。各年代の数と比べると比較的多い傾向にありそうです。また、有名企業をClaudeで一部ピックアップすると、
財閥解体後の企業に加え、ソニーにホンダ、デンソー等の今の日本を支える伝統企業が並びます。本当に統計的にスタートアップ数が多かったというとわからないですが、インパクト(時価総額累計)ベースで見るとトヨタが生まれた1930年代と比較しても、トップクラスであると考えられると思います。
人類のドライバーとスタートアップ創出の仕組み
WWII後の日本は焼け野原になった日本を取り戻すように、新しい企業が創出されました。一方、米国では防衛の技術研究のために、スタートアップのエコシステムへの投資が進められました。
日本的に捉えると、下記のTweetのような考え方が出来るかと思います。
一方で個人的に思うこととしては、やはり人間の(生存)本能に働きかける環境下(社会的背景)であったことがスタートアップの創出に大きく貢献しているのではないかと思いました。
自分が興す事業としては、自分自身の生存本能とリンクさせつつ、ビジネスモデルも生存本能に働きかけるような良いUXを構築していきたいと考えています。
180日後に起業する人