【3行短文詩】 走る男 (プラス短歌&俳句&川柳)
風さえ 起こして カモシカ のように
わたしの 目の前 駆け抜け る男
わたしの 知らない わたしの 子どもよ
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これは、私がきのう投稿したエッセイと同じ情景です。
3行短文の虫がさわいで、書いてみずにいられませんでした。
実は、これらを、自由詩でも書きました。
note を始めて3週間目に投稿しました。書いたのは2年前です。
こうして、同じ題材で、自由詩、エッセイ、3行短文、と違う形で書いたわけで、ノリで、違う型の定型詩への書き換えをしてみました。
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短歌仕立て
カモシカの脚持つ君が駆けりゆく
風を起こして 母置き去りにし
俳句仕立て
風起こし
駆け抜ける他人
我が息子
川柳仕立て
イケてるね
見ればうちの子 私の子
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節操がなさすぎますか。
私は、どれも素人なので、同じようによく見えます。または、同じように素人作品に見えます。
何も知らなくて、はまってしまった3行短文のかわりに、短歌や俳句を転がされていたら、私はその型を使って、なんでも、それこそポルノまがいの句や歌でも、書いていたのかもしれません。
まあ、たぶん、確立されたそれらの定型詩では、批評したり、きちんと止めたりする人たちがたくさんいて、3行短文界では笑って許されるような勝手な真似は、させてもらえてなかったでしょうが。
下の方たちが、3行短文の世界を開いてくれました。勝手なマネに頓着どころか、私も誰をも、3行短文の野原でのびのびと好き放題させてくれます。よろこんでくれているとは思います、たぶん。または、勝手にせえよ、と。😆
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3行短文 提唱 (熱い男) zep0814 i理昭さん 企画 (あたたかい男) しめじさん