あーみん

地主の家に嫁入りし早〇〇年。家業をしながら感じたことを綴ります。様々な人の人生に関わるこの仕事に精一杯尽くすのが使命と心得ています。

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地主の家に嫁入りし早〇〇年。家業をしながら感じたことを綴ります。様々な人の人生に関わるこの仕事に精一杯尽くすのが使命と心得ています。

最近の記事

大家業を通して感じたあれこれ②―今も気になる入居者Aさんー

我が家は大家として自主管理をしているため比較的入居者との接点が多い。そんな中今どのようにして生きているだろうか、もうこの世にいないかもしれないと思い出す人がAさんだ。 Aさんは男性で30代くらいだった。家賃の滞納が3か月続いてしまい、退去の勧告の対象となった。電話に出ることもなくなったため管理会社の方がたびたび訪問してくれた。初めのうちは居留守を使っていたようでもあったが、そのうち電気メーターも止まり住んでいる気配がしなくなった。若い人なので部屋の中で亡くなる可能性は低いと

    • 大家業を通して感じたあれこれーまずは自己紹介ー

      私は都内に住む主婦で、家業の不動産賃貸業に従事している。都内で古くからこの地に住む家に嫁入りしたのは30年前で、義両親から引き継いだ賃貸不動産の管理をしたり、借地人との交渉をしていく中で感じたことを書き綴っていこうと思う。 まず「賃貸不動産のオーナー」と聞くと財産があってうらやましいだとか、ましてや都内での不動産経営だと「お金持ち」だとか思われそうだが、そのように簡単なことではすまない様々なことがあるのが現実である。それでも先祖から引き継いだ不動産があること自体は恵まれてい