TTバー導入記。(3)
それは、サドルなどあってもなくてもどうにでもなるような走り方である。身体をできるだけ前のめりにして、プランクのように体勢を維持し、尻はサドル前端に触れるだけ。前腕のアームレストに乗っている部分で身体を支え、常に立ち漕ぎで走るような感覚がある。
そんなんで本当に正しいように見えるフォームになっているのか? ビデオにでも撮ってみないと全くわからない。今日はコラムスペーサーを最小限に抑える作業と実走での確認で体力が尽き、いざ撮影の作業というところまでは余裕がなかったのである。ただし、成果がなかったわけではない。フィッティングの肝はサドルの高さをどうするか、サドルの前後位置をどうするか、そして、ハンドルの高さをどれだけ低くできるか、この3点であることを再確認した。サドルはできる限り高く、ハンドルはできる限り低く、まずはこの落差で背中をできるだけ寝かせることで空気抵抗を削減すること、これが速く走るための第一のセオリーなのではないか。どんなに練習して脚力をつけても、どんなに軽くて高価な機材を使えたとしても、空気抵抗で台無しにしてしまうということは大いにあり得る。
それにしても腹が減る。腹が減っているから体力が制限され、余裕がないのではないかとすら思えるほどだ。魔が差してオートミールで作るチーズリゾットを2食分も食べてしまった。
1食分のレシピは以下の通り。
A
オートミール30g
玉ねぎ 1/8ほどのみじん切り
水50ml
B
細切りチーズ 30g
牛乳 90ml
コンソメ小さじ1
塩 ひとつまみ
こしょう 少々
1- Aを全て混ぜ合わせてレンジで600W 1分半加熱
2- Bを全て加え、混ぜ合わせてレンジで600W 2分加熱
3- よく混ぜて完成
大変おいしゅうございました。
つづく?