謀叛少女プリティ☆ゴジン
皆さん、こんにちは。エフゲニーっつったらプルシェンコだろ。木賃ふくよし(芸名)です。
いやはや、ワタクシ、時事ネタは好きじゃないんですけれども、この事件に関しては時事ネタでも取り上げたいと思うぐらいの出来事でしてね。ええ。
てか、割と大山鳴動して鼠一匹、みたいな結末になりそうな雰囲気なんですけれども。(実際、ほぼなってる)
事の発端は、
(´・Д・)」 プリゴジンが、
モスクワに侵攻した。
ってニュースな訳です。
ええと。ものすご〜く雑に事のあらましを説明しますとですね。
色んな都合があって、ロシアがウクライナへ侵攻。
1度目の侵攻はロシアの思い通りになった。
しかし、ロシア側の圧倒的勝利と目された2度目の侵攻で、
(´・Д・)」 ウクライナの猛烈な反撃に遭う。
これにより、2日で落ちると言われたウクライナは1年以上善戦。ロシアは手痛いしっぺ返しを食らうこととなった訳だ。
このグダグダなウクライナ侵攻により、ロシアは兵力も金も士気も外交の信頼も国民の支持も国の威厳も大きく損なう事となり、逆に窮地に立たされた。
とにかくグダグダっぷりを発揮し、ロシアって案外強くないんじゃね? という醜態を晒した訳だが、そんなのは海外からニュースを見てるだけの我々の平和ボケした感想に過ぎない。
ウクライナは瓦礫と焼け野原にされまくり、とんでもない数の死者が出ている。
この中でも、1度目でも2度目でも、相当にウクライナを苦しめたのが、
(´・Д・)」 プリゴジン率いるワグネル。
簡単に説明すると、ワグネルとはPMC(民間軍事会社)である。
最もわかりやすく言えば、傭兵。つまり、お金で雇われて戦う兵隊だ。
日本の少年漫画や青年漫画、あるいは偏ったニュースの影響で、
(´・∀・)」 傭兵は強い!
という幻想が強いようだが、実際はそんな事もなかったりする模様。
もちろん弱くなんかないだろうが、金で働いてる以上、給料以上には戦ってくれないし、負けると分かったら逃げ出す、と言うのが大半だとか。
まあ、スイスみたいにクソ強い傭兵がいたと言うような歴史もあるが、どうやら例外だと思った方がいいようだ。
じゃあ、なんで傭兵なんか使うの? って言われると、単純な話、コストと期間である。
兵隊は育てて使えるようになるまでに訓練と経験と時間を要する。しかも、訓練してる頃から、平時までずっと給料を払わなきゃいけない。
つまり、傭兵ってのは「臨時即戦力」で生涯雇用の必要もない訳で、
(´・Д・)」 正月の年賀状の時だけ雇われる高校生のアルバイト。
そんな感じである。いや、割とマジで。で、質のいい傭兵は、昔の派遣社員みたいにプロの集団だったりはするのだが、現実は甘くない。
何しろ兵器や兵装ってのはガンガン進化する。ちゃんと教育されてない人間が、最新兵器のあれこれやを扱える訳がないのである。
何なら、慎重を要する作戦に、忠誠心もない傭兵は使えないのだ。
その結果、今の日本の派遣社員のように、猿の腰掛として傭兵業に身を染める人間ばかりが増えていっている模様。
わかりやすい話、金がないから非正規で手っ取り早く兵隊やるわ!って人間が、有能である可能性は低いのだ。
兵隊ってのは基本的に3種類いて、「徴兵」「志願兵」「傭兵」となる訳だが、押し並べてしまうと、現代においては、一番使えないのが「傭兵」なのである。
で。この民間軍事会社、そしてワグネルだが、これは少し「傭兵」とは質が違う。正直、ワタクシも詳しく知らないが、一応「ロシア」の民間軍事会社という体であり、プーチン大統領との私的な結びつきが強いと言われている。
構成員はかなり荒くれ者が多いらしく、行く先々で問題を起こしている模様。ってか、まあ、略奪や強姦や拷問なので、問題と言うより犯罪だわな。
これまでの活動から見るに、主に「ロシアの国益」のために動いている。
対ウクライナ戦もそのひとつだ。
しかし、である。
グダグダっぷりを見せつけたロシア軍の中では、奮闘したと言えるワグネルであるにも関わらず、ロシアから
(´°Д°)」 使い捨てにされる。
前線に弾薬が送られて来ない。
撤退時の退路をロシア軍が塞ぐ。
あまつさえロシア軍とも交戦。
という友軍が最大の敵だった、みたいなシャレにならない状況になり、
(´・Д・)」 プリゴジンがブチ切れ。
モスクワへと侵攻する。
という冗談みたいな事態が発生してしまったのである。
これにより世界に激震が走る。正直、ワケわからん。ってのが大半だったのではないだろうか。
ぶっちゃけ、ワタクシはロシアのウクライナ侵攻の結末は、ロシア内のクーデターで責任を全部プーチンに押し付けて解決じゃ! ぐらいしか落とし所がないと思ってる。これは侵攻開始当初から、ずっと言ってきた事である。
しかし、ロシアの将校や政治家が謀反を起こすならともかく、
(´°Д°)」 PMCが?
しかも、プーチンの私兵とまで言われたワグネルが、である。その前兆が色々あったとは言え、それでも予想外だったと言わざるを得ない。
そして、このまま一気にプーチンの首でも獲る気か!? と思いきや、
(´・Д・)」 なんか密約でも
交わされたのか知らんけど、
ワグネルのモスクワ撤退で
クーデター終了のお知らせ。
(´°Д°)」 訳がわからん!
いや、プリゴジンがプーチンの首を獲っても、その後どうすんの?って話だから、どこかで「お開き」にしないとダメではあるんだけど。
てか、ワタクシは割と歴史物が好きなので、「ふざけんなお前! 頭カチ割ったろか!?」って、ブチ切れが原因での討ち入りってのが、実際に多数あった事は否定しようのない事実である。
「忠臣蔵」で有名な赤穂浪士なんて完全なブチ切れ討ち入りだし。しかも逆ギレ。
今回のワグネルのモスクワ侵攻も、終わってしまえば、おそらく、
(´・Д・)」 プリゴジンのブチ切れ。
これ以上でもこれ以下でもない。マジでキレての討ち入りだったと認めざるを得ない。
かつてほどプライドや家名や威光を重視しない現代において、ブチ切れ。いや、ワグネルの兵士の士気低下を避けるためには、討ち入る必要があったのかも知れないが。
しかし、ワタクシは歴史物が好きな他に、
(´°Д°)」 スパイ小説
とか大好きなのよね?
なのでワグネルがモスクワへ侵攻したってニュースを知った時、
1.ロシア政府あるいは軍部に、クーデターを画策し、プーチンの首を狙う奴がいて、プリゴジンと内通している。50%
2.ワグネルの叛乱自体がロシア政府の自作自演で、反プーチン派を炙り出す作戦。30%
3.プリゴジンさんガチ切れ。20%
ぐらいだと思っていたのである。
いや、思っていた事は間違いないと言うか、
(´°Д°)」 1であって
欲しかったのよ。
わかる? わかってもらえる?
世界が、歴史が動く! その原因が、
(´・Д・)」 ブチ切れ。
じゃなくて、キラリと光って眼鏡の奥の目が見えない腹黒そうなインテリ野郎が、
( ロ∀ロ)」 フフフ…
これで全ては、
私の思惑通りです…
(´°Д°)」 ってほくそ笑んでて欲しいじゃん!?
(´・Д・)」 うん。そーゆーのが好きなの。
国を動かす偉い人には、そうあって欲しいの。
ちなみに、この記事を書いてる間にも状況が動いてて、情報は最新状態ではありません。
ここから先は
¥ 100
(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。