マガジンのカバー画像

エッセイ

166
煩先生の脳髄の詩情に富んだエッセイを纏めています。
運営しているクリエイター

#詩篇

「逃げも隠れもする。」

安心な僕は誰の隣でも不快じゃないギリギリに成れる。 相変わらず最高の夏を約束している昨今…

煩先生
5か月前
21

「僕を怖れているのか?」

他所往きの胃袋を抱えて、今日も空腹を愉しんでいる。 或いは宿便の様に、勿忘草を花壜に活け…

煩先生
5か月前
13

「正攻法じゃ濡れない。」

僕は意図の視える詩篇が嫌いだ。 反戦、差別、貧困、孤独、失恋、弔意。エトセトラエトセトラ…

煩先生
5か月前
16

「好き嫌いを始めたら。」

最初に恋と言う関係を発明したのは、男かしら。女かしら。 言葉を果たし、悪夢を越えて、祈り…

煩先生
5か月前
16

「売れない詩人、隣の造花」

僕は鳴いて飛び立ちたかった。 泣きながら跳び降りる前に。 僕は僕の詩篇に報いる事が天命だ…

煩先生
5か月前
20

「上を向いて(或いは果てまで)歩けば。」

其れに値する哀しみが、泪が、僕の中には有るだろうか。 蓋然性の無い詩人として、其れを許し…

煩先生
5か月前
22

「喩えばアイデアが空っぽなら。」

僕は「アイデアが空っぽ」な事を、言葉や詩篇にしようと思っている。 キット、コンビニの発泡酒の様には容易に補給出来ないだろうから。 其れでも僕の場合は、詩篇に尽きた事は殆ど無いからか、其れとも僕が書いている保証が自分に無いかも知れないからか、何度も書いては消してる裡に、自分でも思いもしないような作品が、気付けば仕上がっている。 勿論、稚拙だったり、意味を履き違えたり、法則から逸れたモノも沢山有るが、今度は其れが学びに成って、僕はまた言葉を新しく遣える様に成る。 僕は言葉と詩篇と