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冷凍革命が起きて、幸福が訪れた話。
こんばんは。株式会社わざわざの平田はる香と申します。今日は個人的な話で恐縮ですが、どうしてもみなさんに伝えたいことがあり、筆をとった次第です。
まず、会社でやっていることはよかったらこちらをお読みください。4年前にバズりましたが、それ以後書いたnoteは鳴かず飛ばずです。笑
今回のnoteで皆さんにお伝えしたいことはただ一つ。
冷凍の素晴らしさをお伝えしたい!
のです!
皆さん、冷凍庫はどのようにお使いでしょうか?アイスの保存でしょうか?氷を作るため?保冷剤の保存?購入してきた冷凍食品の保存でしょうか?もしくは見切り品やお買い得に買えた食品を一時的に保存しておくためのものかもしれません。冷凍庫を保険のように使っていませんか?私も今まではそうでした。でも今は、違うのです。
私だけじゃないはずです。冷凍庫の真価について知らない人がいるはずです。そう、私もつい1週間前は知らなかったんです。なぜそう思うようになったかというと、キッカケは「冷蔵庫を買った」ことなのです。そして、何のために冷凍をするのか?に気がついたのです。
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じゃーん!こちらの冷凍庫を購入しました。好きな家電メーカーの一つであるAQUAの冷蔵庫。買うときはこれと決めていたのですが、漸く決断することができました。
深澤 直人さんデザインのシンプルな外観はもちろんのこと、とにかく気に入った点は「下半分が冷凍庫だった」ということです。
元来の私は、食品を腐らせる天才でした
まず、なぜ冷蔵庫を新調することになったのか、経緯をお話しさせてください。
会社のことを考えると、SDGsでサスティナブルでBcorp的な会社の代表の私がこんなことを吐露するのは、マイナスでしかありません。ですが、冷蔵庫の中身を腐らせたら右に出るものがいないというほど、酷い人間だったことをずっと悩んでいました。
子供の頃から、大事なものを後に食べたいという性分で、冷蔵庫の中に食べ物を隠して腐らせるということを繰り返していました。まさか、大人になってもこんなにも長く、この悩みが持続するとは思いもよりませんでした。
1.出張が多く家を開ける頻度が高い
2.仕事が忙しく帰宅が遅い
3.なのに生鮮食品が好き(野菜・魚などの鮮度の高い料理を好む)
4.基本的にだらしない
まずは、管理を単純化して、買う量を減らせば、腐らせ癖を治せるに違いないと推察しました。そして、4年前に小さな冷蔵庫を買ったのです。ですが、これが大きな判断ミスだったのです。小さな冷蔵庫は収納量が小さいのです。1週間で買い物に行けるのは、時間的に週一回がいいところです。一回で1週間分の買い物をしなければなりません。
そうなると、どうしても冷蔵庫の中にきっちり食料品を詰めざるを得ないのです。すると、奥が見えなくなります。そうなれば、必然的に奥に入れたものが腐りやすくなります。手前に入れたものだけにフォーカスが当たりがちになるのです。
先月は100円ショップに買い出しに行って、いくつか引き出しを購入しました。ビールを入れて手前のビールを取るとコロコロって転がる入れ物とか、冷凍庫の中を整理できる仕切り的なものとか、ケチャップやマヨネーズを立てて効率よく収納するものとかです。
自分的にはかなり冷蔵庫問題は生活の中で気になっていることで、うまくできていないことの筆頭の問題に当たります。子どもに相談して一緒に片付けてもらったり、色々と工夫を重ねてきましたが、改善を図ることができませんでした。
100円ショップでの買い出しもかなりリサーチして藁をもすがる思いで、「これで、いける!積年のお悩み解決」と思い試したのです。その数週間後、私は高熱を出して寝込んでしまったのです。
5日後。やっと起きられるようになって冷蔵庫をあけた時のことです。地獄でした。前日まで元気だった私はおでんを大量に仕込んでいたのですが、全部ピンクに変色していました。さらにエンドレスでおでんを楽しもうと、次に入れるおでんの具を下ごしらえをしてタッパーに入れておいたことが裏目に出ました。そして、泣きながら全てを捨てて、困り果てて友人に相談することにしたんです。
「YOU、冷蔵庫、買っちゃいなっ!」
友人は私の悩みを一刀両断し「ま、冷凍だよね。冷凍すればいいんだよ。」と言いました。なんでも友人曰く、今の冷蔵庫の冷凍技術は凄い、昔とは全然違うなのですと。
小松菜も生のままカットして冷凍するとか、油揚げやお肉類もそうだし、ご飯はもちろん小分けにして冷凍。お魚の切り身も全部一つずつ冷凍するんだと言うのです。調理したもの、例えばシチューやカレーなどを冷凍するのもいいが、素材をそのままカットして冷凍しておくことも良い。時短になるから夜遅く帰ってきた時もすごくいいよと教えてくれたんです。
友人のアドバイスは目から鱗が落ちるものでした。マイナスなものを冷凍する(=いまは食べられないから仕方なく冷凍する)という図式がポジティブなものに変わった瞬間です。
次の日、更に、会社でその話がすごく腑に落ちたと雑談してみました。すると、「それって冷凍貯金ですよね?」と。
何?冷凍貯金だと!!そんな概念があるんですか?!
旭化成がサランラップとジップロックの販促のために生み出して絶賛CM中の「冷凍貯金」という概念を教えてくれました。特設サイトを読み込んでから、CMをYoutubeで拝見します。(TVを持っておらずCMを見る機会がないのです)
「冷凍貯金」というネーミングとマーケティングセンス。正にこれは博報堂ケトルの嶋浩一郎さんが、PRを教えてくれる動画で言っていた「社会記号」の話じゃないですか。社会的な概念のワードを作り出し、それにのってPR活動をすることが、結果的にニーズを満たすという現象があるという話。(かなりざっくり説明しましたが動画が本当に面白いのでぜひ皆さんご覧ください。)
そして、CMを見れば、長女が子供の頃によくみていたアイ!マイ!まいんちゃんがキャラクターですと??と大盛り上がりしてしまったのです。まいんちゃん、大人になっていてめちゃくちゃかわいい〜!!
冷蔵庫を買ったことで、
人生が変わったような気がしてる
そして、以前から気になって見ていたけれども、買う気はなかった上記の冷蔵庫を大人買いしたというわけなんです。それから、冷凍が趣味化しています。夜な夜な冷凍を楽しむ日々が続いています。まだ購入して1週間の私の浮かれぶりをご覧ください。外食も殆どしてないです。人がまるで変わったような気持ちがしています。腐られせる気がしない…!
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まず最初に、素材を冷凍することにチャレンジしました。一回で食べきれず腐らせるという問題を解決しつつ、次の調理時にカットや下ごしらえをせずいきなり調理できるというポジティブな改良に繋がってます。
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これは凄いです。そのまま焼くだけで立派なご馳走に。今までは食べる分だけを作ってカビさせてしまったパンも、一気に作ることで手間を減らしつつ、ロスも出ません。何日分の時間と徳を生み出しているのでしょうか!
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ポトフ、、レストランじゃないですか。。おいしすぎた。。
いや、本当に #冷凍貯金 すごいんですよ…
— わざわざ問う人 平田はる香 (@wazawazapan) December 12, 2022
これもですよ。私はこれを後3回食べられるんです。一回しか作ってないのに…!
すごっ。こんなの魔法だよ!
知らなかったよ!https://t.co/mU5njGwvwt pic.twitter.com/RVCQi452Zj
何と言っても、一気に作って小出しできるのが素晴らしい。私の購入したAquaの冷蔵庫は急速冷凍の機能もついていて、私のニーズにドンピシャです。わざわざで売りたいくらいです。笑
ネガティブな冷凍から
ポジティブな冷凍へ
「冷凍貯金」というワードは、元々ネガティブであった仕方なく冷凍しておくとイメージから、ポジティブな冷凍に気持ちを切り替えさせる素晴らしいワードです。
もともと料理が好きでした。
でも、できていませんでした。
それはなぜなら、腐らせるから。一人暮らしをしている方は感じていると思いますが、買う量と食べられる量が同じじゃないんです。
これをポジティブにしれた貯金概念は凄いです。
買う量≠食べられる量
野菜などは特に小分けになっているものは少なく、自分が食べられる量と乖離した量を買わされてしまいます。今はカット野菜とかあるしそれでいいじゃん?と思われる人もいるかもしれません。
ですが、私は本当に食いしん坊で、おいしいものが食べたい欲求が人より強いのです。特に先に申しました通り鮮度の高いものがすごく好きです。野菜も朝採れたのが最高においしいと知ってますし、作り置きを何度も食べるのがどうしても好きになれません。いつも鮮度の高い作りたてのものをどうしても食べたいのですが、、どうしてもうまくいきませんでした。
そうなると、自暴自棄になって、コンビニ飯でいいかとかレトルトでいいかとか、極端に質を落としてしまう方を選択してしまっていました。どうせ自分で作るならおいしいのがいいと思っているけど、そうでないなら、何なら食べなくてもいいみたいに極端になってしまうのです。人と一緒なら頑張れるけど、自分だけだと、どうしても自分を大切にできてなかったです。
それが劇的に変化しました。好きな材料を買い出しに行って、思う存分料理したらパウチして「冷凍貯金」すればいい!今日は朝から直売所に買い出しに行って、仕事をしながら煮込みを作り冷凍に勤しんでいました。そして、今から温泉に行って、帰ってきたら冷凍庫からおいしいものを取り出して、Netflixで美味しんぼを見ながら晩酌をするのです。
なんて素敵な革命でしょうか。私は冷蔵庫を新調したことで、自分自身をもっと大切にできるようになった気がしています。皆さんもご一緒に冷凍貯金してみませんか?
余談ですが、冷凍庫の需要が高まっています
日経トレンドでも取り上げられていますが、冷凍庫の需要が伸びているのは、社会全体のニーズが高まっていることと相まっていますよね。
旭化成の冷凍貯金戦略も、その社会的な背景をつかんだ素晴らしいマーケティングだと思います。
ちなみにわざわざでもそんなわけで冷凍食品を強化しているのです。わざわざには食品選定基準があるので、添加物の少ない安心でおいしいものだけセレクトしてますよ。(宣伝しちゃった…すいません)
ということでこれが私の今年買ってよかったものです!長文読んでいただきありがとうございましたっ。今年も残りわずかですね。皆さんも楽しくお過ごしください(冷凍して笑)。
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