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大人の読書感想文:最先端のテック企業はいま何をしているのか
この本、最初に言っておきます。
読んだら「へぇ〜」しか言葉が出てきません。
なので、1回読んだだけでは頭に入りません。笑
と、いう事で最低2周は読んでください。
てなことで、いつも通りのことですが、本の内容についてほとんど触れていきません。個人の感想を羅列するだけなので、興味を持った人は是非ともご購入をお願いしますね〜
ちょこっとだけ本の内容を書いちゃうと、この本には著者の成嶋さんが実際に中国に経験した色々なサービスについて書いてあります。
そのサービスの表面を知るだけでも面白いのですが、普通に経験するだけでなく、そのサービスの裏側まで探っていっているのが、この本の面白いところ。(というか、成嶋さんのすごいところ!)
そして、この本を読むと、むちゃくちゃ中国にいって実物を知りたくなります!なので、読む時は「いきなり海外視察行きたくなっちゃう熱」が発生することを覚悟して読んでくださいね〜。笑
そしてもう一つ、この本の見方が人によって大きく異なるだろうな〜と感じたこともありました。
一つの見方の方向性は、この本を読んで「中国はココまできている、日本ももっとイノベーターを増やすべきだ!」という、本書をゴールとして、日本にさらなる奮起を促すべき、という読み方。
もう一つの見方の方向性は、「なんかオモロそう!データでこんなことができるなら、更に加えてこんな事もできるのでは?」という、本書をスタート地点にして、次の何かを探し始める、という読み方。
そうまさに、昔の歌の歌詞にあった「私にはスタートだったのあなたにはゴールでも♪」という事。
(あ、すいません。趣味で公式youtubeを貼ってしまった。笑)
物事に相対した時、おそらくこの歌詞のように「スタート」として捉えるのか?「ゴール」として捉えるのか?は変わってくると思います。
勝手な推測なんですが、著者の成嶋さんは中国行くたびに「スタート」として淡々と現状を認識しているんじゃないのかなぁ〜と思うんです。(リアルでは2回しか会ってないし、話した時間も十数分程度はありますが、、、)
だからこそ、「このビジネスモデルを真似てやる」というよりは、「これは面白そう!どうなっているんだろう?」という、興味がどんどん膨らんでいって、「興味」というモチベーションを元に、どんどん情報を収集していっちゃっているんじゃないか?と思うんです。
おそらく、これとは逆に「中国の発展に追いつくために調べなきゃ!」という使命感をもって調査をしている場合、仕組みばかりに目が入って、「楽しい」という感覚がなくなって、書籍にしたら、行間からパッションが感じられない本になっちゃうのではないかな〜なんて感じました。
(企業としてのリサーチでは、それでいいんでしょうけどね。)
この「見方の方向性」については、私個人としては正解もないし、不正解もないと思っていて、個人の特性として思ってません。
ただ、同じ仕事をするなら、「楽しそう」を軸にしたいなぁ〜と思っちゃうタイプです。(ということを昨日noteにしてみました。)
どっかの映画の題名じゃないけど、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」じゃないけど、「最先端ビジネス、スタートとしてみるか?ゴールとしてみるか?」は結構大きな考え方の違いだと感じます。
いろんなビジネス解説書があるけど、この本はスタートとして読むと面白いと思いますよ〜