土地の高低差を無くすと病気が軽減?
「スマート」活用 基腐病に新対策 排水促進や早期発見 鹿児島、ドローンなど導入 / 日本農業新聞 (agrinews.co.jp)
鹿児島といったらサツマイモですよね。
そのサツマイモのスマート農業ニュースが目についたので本日はこちらにコメントを付けて行きたいと思います。
記事の内容が薄いので多くが想像になりますが
ドローンによって土地の高地差を地図上にマッピングを行い。場所毎の高低差を明確にし、その後GPSレベラーを使うことで土地を平らにして行くというもの。
記事のキーワードの中には「基腐病」が入っているのですがこれが上記取り組みとどう相関するのがWEB記事だけでは把握できませんね。
基腐病は水を介して蔓延すると記載されてはおりますが、これが土地が平らになることで回避できるようなロジックが明らかになっているのかという所に疑問が残ります。
それら相関も含めて今後検証して行くということかもしれませんが
農水省のスマート農業実証プロジェクトを活用されるということですからなんの根拠も無いとは思えませんので結果に期待したいですね。
皆様も是非、新たな取り組みをする際には「農水省のスマート農業実証プロジェクト」を活用されると良いと思います。
いつまで続くかわかりませんが現時点はほぼ全額補填され持ち出しはゼロで農業における新たなチャレンジができます。
私がもともと農林水産省の職員だったということもあり
これら補助金採択に向けたコツをいくつか書きますと。
①なるべく多くのプレイヤーを巻き込んだコンソーシアムとして応募すること
②産官学連携になっているとなおベスト。
③主体者はIT企業などではなく農家や農協であることがのぞましい。
④補助金終了後もその組織が持続可能できるストーリーを持っていること。
⑤出来上がった新技術は特殊なものではなく他の地域や他の作物にも横展開できること。
などかと思っています。
多くの方が書類作成が面倒だと言われ応募しないのですがA4数枚を埋めるだけで数千万円の補助が国から得られるんですよ。
お金が無くてやるのを諦めていたことがあったならダメ元でも出してみると良いと私は思います。
これら補助金申請についても支援致しますのでいつでもご連絡ください。
サツマイモは日本が誇る栄養価の高い農作物ですからね。自給率低下の傾向の中でも頑張っている農作物であると言えます。
以前の記事でもコメントしましたが、ドローンによって病気を見つけるのではなく、一歩進んで病気の兆候を見つける技術の確立を急いで欲しいですね。
病気にかかってしまった農作物を助けることはできませんので。。。。
あくまで蔓延を防ぐだけです。だとしたら病気になる前にそのリスクを排除したいですよね。
高温多湿などのセンサーから得られる情報とドローンの画像情報から相関を見いだし、病気発症のメカニズムを明確化、その状況に近づいた場合の対処についてまで見いだせれば素晴らしいと感じます。
キヤノンさんがスマート農業系の分析に力を入れられている記事もありましたが(下記参照)これらカメラメーカーとのコラボも期待したいですね。
キヤノンが生育指標を自動計測! | 農業をデジタル技術でかっこよく稼げて感動があるものに! (ameblo.jp)
さて本日はこの辺で。。。。