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お菓子の訪問販売を2週間でやめた話

ヘッダーは自作(可愛い^^

突然ですが街中でこのような人を見たことありますか?

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知らない人のために説明するとお菓子の訪問販販。詳しくはこちら↓

実は2週間だけやっていたので、それを思い出しながら時系列で書く。

念の為軽い自己紹介
・当時都内大学4年生陰キャ女(現在新卒)
・デザイナーになりたい(無事なれました)
・小学生のときにADHDとASD診断済

面接〜内定まで
普通の大学生ならもう就活は既に終わってる季節だが、私は未だに内定0だった。デザイナー志望だが実力がないのと話すことが苦手等で悪戦苦闘していた。
詳しくはこちら(読まなくても平気)
https://note.com/watashiga1ban/n/ne784fde7b183

当時藁にもすがる思いでindeedに登録した。indeedでは新卒採用を行っている会社があり、そのうち幾つかの会社にエントリーした。そのうちの1つが今回の訪問販売の会社だった。今調べたらもう掲載されてなかったので、系列会社だと思うところを載せる。

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エントリーした後に直ぐに電話がきた。今から社長のLINEのQRコードを添付したメールを送るので確認してほしいという内容だった。LINEと言われて疑問を感じたが、ベンチャー企業なのでそういうものなのかと思った。

面接はLINEのビデオ通話電話だった。LINE中社長の全ての返信にビックリマークがついていた(例:了解です!わかりました!等)ことに不信感を感じながら面接当日がきた。付けるな!

面接で覚えていることと当時のツイート
・社長はアラサーツーブロでいかにもベンチャー企業って感じ。無理すぎる
・色々聞かれた最後に「将来の夢」を聞かれ「夢は未定だが周りを見れる余裕のある人になりたい」と答えた
・たった7分で二次面接(対面)が決まった

1週間後の二次面接内容で初めて会社に行った。某駅から徒歩10分、10階建てビルの中にあった。1つの狭いフロアに4つ?の会社が入っていた。(今考えるとその4つの会社社長も仕事内容同じ?)

二次ではインターンと入社後の話をされた。
・ノルマがある営業しかやらないコース、又は最初先輩と一緒に行動していずれ独立(自分で会社を立ち上げる?社長)を目指すコースを選ばされた。私はノルマ達成できなさそう…という理由で後者を選んだ。
・仕事内容は移動してお菓子等販売する(当時理解できなくて、キッチンカー?で販売するのかと思った)

二次面接の夕方に内定の電話を頂いた。デザイン職諦めきれないのでインターンしながら探そうと思っていた。

2月前半1週間目
面接から1週間後の月曜日からインターン(給料あり)に行くことが決まった。一緒に行動する先輩は25歳ぐらいのパリピ女性だった。地方から上京して都内某大学を中退した後キャビンアテンダントを目指して専門学校に通ったが夢叶わずいくつかの接客業を経験した後今の会社で働いているらしい。休憩のときに「楽しい?」と何回も聞かれた。楽しくない。
初日にお菓子の訪問販売だと気付き今すぐやめたいと思ったが、まだ最初なのでとりあえず耐えることにした。

3日目からは男性パリピリーダー(会社の中で2番目に偉い。もうすぐ独立)と行動した。陰キャ発達障害女で友達もいない私は今まで無縁のタイプだったのでかなり辛かった。
あと「インターン給料出るよ」と言われていたがこのときは1日ご飯交通費込約8時間勤務2000円。

同期の女が1人いたがあまり話さなかった。この会社に大卒は殆どいない。高卒(専門学校大学中退もいる)や専門学校卒が殆ど。

売っていたお菓子は季節によって変わる。冬はバームクーヘン1800円、ケーキ1300円(味はチョコ、チーズ、さつまいも)、ナッツチョコ3000円だった。値段はちゃんと覚えてないし食べたことも無い。自分のお金になるのは殆どない。


1軒ずつチャイムを押して「こんにちは!お菓子屋なんですけど、今お菓子宣伝しててよかったら10秒だけ見てください!」と声を掛け続け1割の人が買ってくれるという戦略だった。老人ホームや会社にも声を掛ける。マジで苦痛過ぎた。この会社に入る前に家に来たが、要らねぇと言った記憶がある。訪問販売というより宗教か?

毎日天気関係なく8時半からミーティングで仕事始まり(コロナ禍なのでzoomでミーティングだった)11〜17時まで売り歩き会社に着くのが18時半なので帰ってからすぐ寝てた。デザイン職探す体力もなかった。

独り立ちが決まった。その日決まった場所で1人でお菓子を訪問販売する。人と接するのが苦手過ぎて人がいない公園でよく泣いた(自業自得)。先輩の前でも泣いてた。先輩は「悔しい、悲しいから泣いてる」だと思っているが私はやめたくて泣いてる。
このときの日給は全然売れなかった日800円、運良く売れた日8500円だった。


2週間目(辞める)
独り立ちして数日後、横浜某所で売ることになった。いつも通り1軒ずつチャイムを押していた。
とある古びた一軒家でチャイムを押したらアラフォーぐらいでキセル持ったいかにもやばい男性が出てきて説教された。ここで心が折れて「無理やめよう」となった。変な客に会うことが多かった。


あと会社に聖教新聞があった。社長が創価学会員ってコト…?!聖教新聞って何?って言われそうだった誰にも言わなかった。税金についてどうなってるか聞きたくて先輩に聞いたらはぐらかされたり、会話中の発言に非常識なところがいくつかあったので人間関係もこれは厳しいと思った。

某スーパーの店員に売ろうと声を掛けており、他人のフリをしたかった。丁度店長がいなかったらしく売れなかった。

辞めようと思った日の帰りの電車で女の先輩から「明日から対面でミーティングするよ!皆で円になってウェーイって感じで超楽しいよ」と言われた。丁度その時Twitterでベンチャー企業のTikTokを掲載したアカウントがバズってるのを思い出して次の日仮病で休んだ。

仮病で休んだ夜辞めるとLINEで伝えた。次の日の朝に手続きのために来て欲しいと言われた。飛ぶか迷ったが真面目に行った。
次の日の朝男の先輩に呼ばれて「もう少しやってみないか?」みたいなこと言われたが「無理です」と半泣きで言ったら終わった。

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当時のツイート見たりしていると、当時は大分気が狂っていた。現在デザイン職に付けており不満がないとは言えないが訪問販売よりは大分マシである。

数ヶ月前indeedで会社のクチコミを調べたら酷評があったのでスクショした。今見ると☆1の方が消されてたの草。

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今も家の近くで見かけたり、横浜駅で買い物中見かけるが二度とやりたくない。他人や会社をを見下している訳では無い、自分の性格や考え方と合わなかっただけ…。


2024年1月追記

Twitterでこの記事がシェアしている方が数人いてありがたいですね。あと時々TwitterのDMで相談される。辞めるなら早く辞めるべきとしか言えませんが…。

















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