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「 if… 」

もしも、もしもあの時自分の心のもやに負けてしまっていたらきっとここで友達と笑いながら食事をする事はなかっただろう。」この前ふと思ってしまった。

この心の暗いモヤモヤは多分ここまでひどくなるまでに小学生くらいから芽生え始めていたと思う。年を重ねるごとに嫌なことや大きなストレス、トラウマなどが増えて大きくなった。
と、言ってもきっと必ず人間にはこの暗い部分があって当然だと思う。

だけども、それがどんどん健常者よりも大きく膨れ上がって心や頭の中を蝕んでいき
感情や高揚など人間らしい明るい部分を蝕んで行き“ 死”と言う極論まで追い込んでしまうものが『鬱』なのではないかと思う。

そして私はふと気付いてしまった。ふと考えてしまった・・・
「消えてしまいたい。死のう」と。

そして心の自分にやっと「どうしたい?」とドア越しに問いてみた。しかし返事がない。
「どうしたの?教えてよ、今から死んでしまったほうが楽かな…?応えて」
やはり返事がない。意を決してドアをこじ開けてみるとそこには小さな本音の自分が姿を消してしまっていた。「嘘だ…」そんな自分自身とは裏腹に「死ねなかったので、気晴らしに少し遠くへ出かけます」そう置き手紙が置いてあった。
「そっ…か。わかった。」死んでしまっているよりずっといい、安堵のため息をつくと同時にもう少し生きてみようと決心がついた。

今は休学という選択をさせていただいたから、本音を持った自分を少し休ませてあげる時間にしようと思う。

もし、もしもあの時本音の自分が首を吊ってしまっていたら、きっと…
そう考えると恐ろしくてたまら無い。

この黒いものは音もなく一筋の光を通さ無い程に真っ黒で、形はハッキリとしないくせに
大きな波となって、わたしの心と頭の中を蝕んで包み込んでいってしまう、とっても
恐ろしい黒い影なのだ。または、黒い犬とも言うらしい。
私の好きなアイドルグループの一人もこの波に呑まれ犬に噛み殺されてしまった。
私は今まで本音を持っている小さな自分の声に耳を傾けず知らんぷりして無視を続けていた。 しかし、たまに「しっかりしろ」とか「もっと前に行かなきゃ」とか追い込んだ言葉をかけると彼女は目に涙を浮かべながら無視を仕返される様になった。
そんな時いつも思う、「こんなはずじゃなかったのに…」
今更だけど彼女が帰ってきたら「おかえり、少しずつだね」っていってあげたい。

皆さんも心の中の本当の自分が死んでしまったり、何処かへ行ってしまわ無い様に
たまにはわがままを聞いてあげるのもいいと思います。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます☺︎

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