見出し画像

わたしは私とやり直す

昨日私が進めていた業務について、同じチームの人らに意見を聞いたが、あまりにも自分のできなさ加減に落ち込んだ。

沈黙が怖い。
自分の経験値の低さが恐ろしい。

アドバイスを貰えたのは本当に嬉しかったのだけど、なぜ自分はこんなことがわからないのだということと、今までの経験からそれが学べなかった/学んでいなかったということは、過去の経験が意味のないことだったのかと感じて凹んだ。

派遣のMちゃんが辞めた。
MちゃんはKPOPアイドルが大好きで、韓国旅行にもよく行く今ドキガールであり、いつもピカピカした笑顔で話しかけてくるので和んでいた。
かなりアグレッシブな一面もあり、時には上司の悪口を言いあったりどんな男が好きかなどの話で盛り上がったりしていた。(上司は面談時にこちらが聞いてもいない彼女の話を自慢げにしてくる時があるので反応に困っていた)
人生相談を時々されることがあり、その中で新たな転職をしようと思っていると切り出されたとき、寂しくはあったけれど転職先をきいて彼女にピッタリだと感じたし、こんな大部屋の一角にピカピカの顔が埋もれているなんてもったいないから応援していたのだ。

餞別に贈る品物は何がいいか分からずあれこれ悩んでいたが、結局定番のロクシタンのギフトセットにして、結果喜んでくれたので金欠ではあったが購入して良かった。

こういう時に自分のお金が削られたと嘆かないと心に誓う。

最近は、自分らしさが、職場という閉鎖された空間の中で泡になっていく感覚がある。上昇志向を求められ、それに応えたいという自分としんどいから解放されたいという自分がいる。
巷では「ゆるく働こうぜ!」みたいな風潮があって、それは鬱や病気になる前に休んで楽になりましょうという意味では本当に賛成なのだが、最初からそのスタンスで働こうとするのはあまり納得できないでいる。

葛藤や不安がないことは、人としての厚みがなくなりそうな気がそうさせるのだろう。

ただやはりしんどいことに変わりはない。
ただしんどい。休みたい。

生活に豊かさを取り入れ、自分を取り戻そうとしている。グラスやマグカップなどしょうがなく選んだものを捨てて、私らしいものに変えてみた。コーヒーもずっと飲んでみたかった洞香堂の豆をリバレインで買った。
キャンドルが今のところ中々良い。

火ってゆらゆら動いてて小さな生き物みたいで可愛いことを初めて知った。

やるべきタスクも減らした。

自分の思うなりたかった自分にはほど遠いが、こうして少しずつ私は私とやり直して、自分を取り戻していこうと思う。

おわり。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?