Z世代 - 読書メモ

なぜ今若者なのか?

  • アクティブシニアと呼ばれる層がアクティブじゃなくなってきている。消費に使える金額が限られている。

  • 若い内にマーケティングして、中年になった時にお金を使ってもらう。突然中年になってマーケティングされても、消費しにくい。

  • デジタル化。デジタルネイティブのZ世代がメイン。コロナによるデジタル化も。

  • 少子化による人材価値の高まり。地方都市の過疎化。

「ゆとり」世代との違いから見るZ世代の特徴

  • ゆとり / Z世代

  • 平成不況による就職氷河期などで消費離れ / アベノミクスによる超売り手市場による不安や競争のない安定した生活

  • 仕事を通じた自己実現 / プライベートを超える職場は存在しない

  • ガラケー世代、SNSに翻弄されて自己発信に怯える / スマホ世代、嫌いな人はブロックして自己ブランディングのために発信

  • Z世代は人の目を気にする一方で自己主張が大事だと考えている

  • 人の繋がりを重視したメディア(mixi、Facebook) / 発信を重視したメディア(Instagram, Twitter)

    • 発信重視のメディアが自己承認欲求や発信欲求を高めた

  • 一人っ子家庭での過保護な教育が自己承認欲求を高めた

  • 逆求人サイトの普及要因に、Z世代の承認欲求の強さが影響。企業から承認されたいZ世代と人手不足の企業。

  • 自意識過剰だが嘘も多い。

    • 月収20万のインフルエンサーがタクシーで移動

  • for all / for me

    • プチ万能感を持っているが、孤独やストレスを感じやすく繊細で脆弱

消費トレンド

ゆとり世代に対して、消費意欲や消費行動が積極的。
間接自慢(匂わせ):直接的で露骨な自慢は陰口が広まる。診断シェアはその手法。
診断シェア:間接自慢の手法。サービスに診断をしてもらいその結果をシェア。自分ではなく診断サービスがそう言っているから、ということで自慢でき、承認欲求を満たせる。

メディア生活

高校生以上のスマホ利用率はほぼ100%、スマホを介したメディア中心。
中学生以下はまだまだ60.9%、マスメディア中心。

SNS

TwitterはZ世代
InstagramはZ世代女子
Facebookは中年
TikTokは中高生女子
投稿の頻度が多いと煙たがれてセンスのない人だと思われる。一投入魂。

SNS以外

若者のテレビ離れは見られない。
高校生女子、大学生男子ではテレビよりYouTubeなので、これから本格的にテレビ離れが始まる?
スマホ普及率の低い中学生はテレビが主力。
だらだらテレビを見るのではなく、見たいコンテンツの時だけテレビをつける、というような利用になっていきそう。
テレビが若者向けジャンルを捨てていく一方で、YouTubeはそのジャンルを拾いながら拡大してきた。

動画配信

各メディアでコンテンツの棲み分け。

コミュニケーションツール

LINE一強。
スナップチャット、Facebookメッセンジャーは3~4%。

ニュース

デジタル、アナログニュースの利用はシニア層が多い。つまり、若者向けのニュースは提供できていない。
若者はLINE Newsなどのライトなニュースを嗜好。

ラジオ・雑誌

雑誌、ラジオは若者離れが丞が、高校生女子には人気。

広告

好きなブランドでも広告っぽいものは見たくない。
誤魔化しのないリアルなメッセージに好感を持つ。リアルと共感。

Z世代を押さえるツボ

ジェンダーレスクール:LGBTQ+が身近。周りの目を気にせず主張できてかっこいいという認識。

若者の中には、ボランティアやSDGsへの意識が高い人はいるが、ごく一部。
その一部が同年代に影響を与えてはいる。
ただ、環境に良いことや身体に良いことは、ファッションとして取り入れている場合が多い。
極力効果をかけずにインスタ映えなどで自己承認欲求を高めたい。

コールアウト、キャンセルカルチャー:TikTokなどでジェンダー意識の低い商品を公然と批判

インフルエンサーが企業案件をやりすぎて、有名インフルエンサーの声を疑問視。
フォロワーがまだ少ないインフルエンサーと、スーパーTVタレントの声を重視して共感。
恋愛リアリティなどで見えるリアルな心情にも共感。
自分が見たい情報を選んでそれだけを見るZ世代なので、自分が共感できる情報以外には拒絶反応を示す。
企業がなんとなくZ世代はこんな感じ、で感覚は大枠で合っていても、ネガティブな感情を与える。

  1. Z世代に権限移譲:Z世代にプロジェクトを渡す。ただし経験が浅いため大したアイデアは出ない?

  2. Z世代と共働:上の世代が指揮者の役割で、実働はZ世代。

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