わたる@I&Dの会計士

米国公認会計士。経営戦略としての「インクルージョン」を広めています。男性育休、一児の父、トライアスロン。Ex PwC Japan Mgr

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米国公認会計士。経営戦略としての「インクルージョン」を広めています。男性育休、一児の父、トライアスロン。Ex PwC Japan Mgr

最近の記事

マジョリティ変革がジェンダー平等のカギ

来る11月19日は国際男性デーです。 こちらの記事を拝読し、改めてジェンダー平等を力強く進めるためには?を考えてみました。基本的に私はフェミニズムなので、女性活躍は賛同のスタンス。一方で、DE&I推進の文脈では多様な考えを組み合わせ、第三案を導き出す必要があると考えています。そのため、おおむね賛同ですが、より補足が必要と思い、noteに書いてみました。 あくまで、男性vs女性の対立構造を煽っているわけではなく、行き詰っているジェンダー平等を実現するために必要なことは何か?

    • 退職のご挨拶/Farewell to PwC

      【退職のご挨拶/Farewell to PwC】 *English follows 私事となりますが、2024/9/30をもってPwCを退職致します。 思い返せば約8年前、会計系システムエンジニアとしてもっと専門性を高めたい、差別化をしたいという想いから米国公認会計士の道を目指していくことを決めました。当時は「自分の人生は自分の力で切り拓け!環境に負けるな!」と孤軍奮闘していたように思います。 働きながら目指した米国公認会計士の全科目合格時は、当時IT業界では珍しくもな

      • 公認会計士にとっての戦略人事というキャリア

        0. はじめにはじめまして。わたる@I&Dの会計士です。 SEからキャリアをスタートし、米国公認会計士(ワシントン州)を取得。Big4監査法人で外資系金融機関向けの会計監査や財務報告アドバイザリーを経験した後、DX戦略室で財務データ分析の高度化と監査業務のDXに取り組みました。 2019年に息子が生まれたタイミングで長期育休(2+4か月の計6か月)を取得。それをきっかけに、グループの戦略人事部を兼任し、男性育休推進などI&D戦略立案やエクゼクティブ(パートナー)向けI&Dコー

        • 子育て世代は夜に開催される会議や交流会に参加できない。だからといって、主催者側は子育て世代のために配慮すべきか?

          はじめに はじめまして。わたる@男性育休の会計士です。 システムエンジニアからキャリアをスタートし、米国公認会計士(ワシントン州)を取得。Big4監査法人で外資系金融機関向けの会計監査や財務報告アドバイザリーを経験した後、DX戦略室で財務データ分析の高度化と監査業務のDXに取り組みました。 2019年に息子が生まれたタイミングで長期育休(2+4か月の計6か月)を取得。それをきっかけに、Big4の戦略人事部を兼任し、男性育休推進などI&D戦略立案やエクゼクティブ(パートナー)

          IT業界は男性育休に積極的?~Xtalent「男性育休の実態」レポート考察

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          経営者とトライアスロン:なぜ経営者はトライアスロンにハマるのか

          はじめにトライアスロン競技者の約8%が企業経営者だと言われています。私の知り合いの役員や経営者も、トライアスロン以外にもウルトラマラソンなどのロングスポーツを趣味としている人が多いです。特に40-50代の層に多く見られますが、この層は昭和のハードワークをこなしてきたため、長時間動き続けることに抵抗がないからかもしれません。 では、なぜ彼ら彼女らはトライアスロンにハマるのでしょうか。会計士として経営者に出会ってきた経験と、自分自身もトライアスリートとしてトライアスロン大会に出

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          多様性を活かす組織作り:効果的なダイバーシティ研修の3つのポイント

          はじめに 私は米国公認会計士であり、監査・財務報告アドバイザリーを担当しながら、Big4のDE&I(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の戦略人事を担当していました。企業内での研修開発やカルチャー浸透のための戦略・実行を担ってきた経験から、今回はダイバーシティ研修の重要性と選び方についてお話しします。 ダイバーシティ研修とは? これを読まれている方の中には、アンコンシャスバイアス研修などのダイバーシティ研修を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

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          公認会計士こそアンコンシャス・バイアスに気付くべき?

          こんにちは! 4,5月は経理部や監査法人は決算開示対応、監査対応の1年の内もっとも忙しい時期と思います。大手企業の開示も出そろってきており落ち着いてきている方もいるのではないでしょうか。 今回は、そんな企業の財務情報の信頼を築いていく公認会計士とI&Dでよく聞く「アンコンシャス・バイアス」の関係性について解説します。 あまり関係は無さそう、と思われがちですが大いに関係があるので財務数値に携わる方に知ってもらおうと書いてみました。 アンコンシャス・バイアスとは 多くの企業

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