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蹴鞠のトリコ

フリーランスのサッカージャーナリストとして活動する舩木渉が、横浜F・マリノスの練習取材レポートを中心にJリーグや女子サッカー、海外組日本人選手など幅広いテーマでサッカーの魅力をお…
こちらのマガジンでは横浜F・マリノスを中心とした日々の取材記事を発信いたします。月に2本以上お読み…
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記事一覧

マリノスの攻撃をどう改善していくか? リーグ戦4試合未勝利でわずか2得点、選手たちが湘南ベルマーレ戦後に語ったアイディアとは

マリノスはリーグ戦4試合勝利なし また勝てなかった。横浜F・マリノスは3月1日に行われた明治安田J1リーグ第4節の湘南ベルマーレ戦に1-1で引き分けた。  リーグ戦開幕から4試合で3分1敗。負けは1つしかないが、勝利はまだ1つもない。先制した湘南戦は後半に自陣ゴール前でのミス絡みで失点し、勝ち越し点を奪えず。シーズンが始まってからリーグ戦ではオープンプレーからのゴールが1つも生まれておらず、深刻な得点力不足に悩まされている。  圧倒的な攻撃力が持ち味だったマリノスの選手

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マリノスは敵地で先勝なるか。ACLE準々決勝進出をかけて2週間ぶりに上海海港と再戦へ…植中朝日は燃える「アウェイもホームも圧倒して勝つ」【無料記事】

マリノスは2週間ぶりに上海海港と対戦へ 横浜F・マリノスは3月4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16の第1戦で上海海港と対戦する。  リーグステージ最終節の直前に山東泰山が大会からの撤退を表明した影響で順位表に大きな変動があり、敗退濃厚だった上海海港は大逆転で決勝トーナメント進出を果たした。マリノスは2月19日に行われたACLEリーグステージ最終節でも上海海港と対戦して2-0で勝利したばかり。前代未聞のイレギュラーがあったとはいえ、1つの大会で3

得点力不足解消のために…朴一圭が示した「守る側」の視点。マリノスが狙うべき「マジで嫌だった」3つのポイントとは?

リーグ戦3試合でわずか1得点。未勝利続き… 横浜F・マリノスが苦しんでいる。  2月26日に行われた明治安田J1リーグ第3節では、ホームで横浜FCとスコアレスドロー。試合が終わると、日産スタジアムに集まったファン・サポーターからマリノスの選手たちに容赦ないブーイングが浴びせられた。  厳しい反応には「ホーム開催の横浜ダービーでの引き分けは負けに等しい」という強いメッセージがこもっていたはずだ。選手たちにもそれはしっかりと伝わっている。試合後の取材に応じた山根陸は「引き分

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出番激減で「フラストレーションを感じる」。正念場を迎えたエウベル、逆境を跳ね返し捲土重来なるか「悔やんでいてもチャンスは生まれない」

出番が激減したエウベル。今、何を思う? 近年の横浜F・マリノスを引っ張ってきた名手が正念場に立たされている。  今季で来日5シーズン目を迎えたエウベルは、マリノスで公式戦通算150試合以上に出場し、2022年のJ1リーグ優勝や2024年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝進出などに大きく貢献してきた。圧倒的なスピードと繊細なテクニックを生かしたドリブル突破の威力はJリーグファンなら誰もが知るところだろう。

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横浜ダービーは「命をかけて戦う試合」。燃えるキニョーネス、ホーランド監督もファン・サポーターに協力要請「後押しが必要。1人でも多くの来場を」【無料記事】

ホーランド監督「1人でも多くの来場を」 横浜F・マリノスは2月26日に行われる明治安田J1リーグ第3節で横浜FCと対戦する。  同じ街に本拠地を置くクラブ同士の戦い、横浜ダービーで負けるわけにはいかない。過去の公式戦における通算成績はマリノスが7勝1分3敗と大きく勝ち越しているが、最後の対戦となった2023年のJ1リーグ第25節では横浜FCに1-4で敗れている。  2年越しとはいっても横浜ダービーで連敗は避けたいところだ。会場となる日産スタジアムには25日正午時点で約1

諏訪間幸成が待望のマリノスデビュー! キャンプから評価を高めてチャンスつかむ「毎日120%で取り組み、勘違いせずやる」

諏訪間幸成がついにJリーグデビュー! 横浜F・マリノスは2月23日、明治安田J1リーグ第2節でサンフレッチェ広島と対戦し0-1で敗れた。  1点を追いかけていた87分、足を攣った渡邊泰基に代わってピッチに送り出されたのは諏訪間幸成だった。筑波大学在学中で2026年のマリノス加入が内定しているアカデミー育ちのセンターバックにとっては、待望のJリーグデビューとなった。

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進化を続ける井上健太。視野が広がったマリノス3年目、「自分の強みをしっかりと活かして」結果を残せる選手に

正確な右足クロスで今季初“アシスト” 井上健太がスティーブ・ホーランド新体制の横浜F・マリノスで躍動している。  今季初戦となった2月12日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第7節・上海申花戦に右ウィングバックとしてフル出場。続く15日のJ1リーグ開幕戦・アルビレックス新潟戦も先発起用され、19日のACLEリーグステージ第8節・上海海港戦では途中出場から天野純のゴールを演出した。

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宮市亮「SCB」起用の謎を解く。ACLエリートでまさかの決断…ホーランド監督は名手に例えて称賛「彼が見せた姿勢は素晴らしかった」

アジアの舞台で宮市亮がまさかのポジションに かつて横浜F・マリノスを率いたケヴィン・マスカット監督も、まさかの起用法に驚いた。  試合後、宮市亮はアジアの舞台で対戦相手となった恩師から「すごいポジションにいるな。でも、よくやっていたよ」と声をかけられたという。

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ACLエリート・上海海港戦を無駄にするべからず。改善と成長の絶好機…マリノスはかつての指揮官と対峙し「とにかく勝ちにこだわる」【無料記事】

マリノスはACLEリーグステージ最終節で上海海港と対戦 横浜F・マリノスは2月19日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第8節で上海海港と対戦する。  試合に先立って2月18日には公式記者会見が行われ、スティーブ・ホーランド監督と山根陸が出席した。  前節の上海申花戦に勝利したことで4位以内でのリーグステージ突破が決定。アウェイでの上海海港戦は一種の消化試合とも捉えることができる。厳しい連戦の最中のため、先発メンバーの大幅な入れ替えも視野に入れ

マリノスはなぜJ1開幕戦で苦しんだのか。アルビレックス新潟戦で見えた新システムの課題、ホーランド体制の進むべき道は…

J1リーグ開幕戦は新潟とドロー「2つの大会には大きな違いがある」というジェイソン・キニョーネスの言葉には、率直な実感がこもっている。試合を見れば当たり前に感じることも、来日したばかりの彼にとっては新鮮な学びだ。  横浜F・マリノスは2月15日、明治安田J1リーグ開幕戦でアルビレックス新潟と対戦した。結果は1-1のドロー。内容を考慮すれば、最低限の勝ち点1を確保した試合だったと言って差し支えないだろう。

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マリノスデビューを心待ちにするサンディ・ウォルシュ。ホームでのJ1開幕戦へ「ファン・サポーターが勝利に導いてくれる。彼らの力が必要」

期待の新戦力・ウォルシュは準備万端 横浜F・マリノスは2月15日に行われる明治安田J1リーグ開幕戦でアルビレックス新潟と対戦する。  同9日に加入が発表されたサンディ・ウォルシュの選手登録も無事に完了し、準備は万端。Jリーグデビューを心待ちにするインドネシア代表DFは前日練習を終えて「すごく集中できていて、いい精神状態です。登録も完了して、明日の試合でチームの一員として戦えることがとても嬉しいです」と充実した表情で語った。

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現役大学生・諏訪間幸成がJ1開幕戦でデビューか。ホーランド監督もマリノスの未来を担うCBに太鼓判「Jリーグでプレーする準備はできている」

諏訪間幸成がJリーグデビューか? 2月12日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の上海申花戦。終了後の記者会見で、スティーブ・ホーランド監督はあえて1人の選手の名前を挙げた。

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ジャン・クルードが今季初戦で示した本物のポテンシャル。指揮官も「出るべくして出た選手」と絶賛、若き逸材ボランチに本格開花の予感あり

ジャン・クルードが新シーズン初戦で躍動 ポテンシャルの塊がようやくベールを脱いだと言えようか――。  筆者は事あるごとに「今年はジャンが伸びる」「ジャンの評価が上がっている」「ジャンが……」と書いたり喋ったりしてきたが、正直に言うとわずかに信じきれていないところもあった。  だが、2月12日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第7節の上海申花戦でのパフォーマンスを見て、予想は確信に変わりつつある。

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朴一圭、ホーランド監督、喜田拓也…三者三様の船出。ACLエリート・上海申花戦へ「ここからまたマリノスでのサッカー人生がスタート」

朴一圭、5年ぶりのマリノス復帰で「ここからまたスタート」 新たな船出を象徴するシーズン最初の試合前日記者会見。これ以上なくぴったりな選手が横浜F・マリノスを代表してマイクを握った。 「今日の前日練習で5年ぶりにやっとこの場所に戻ってこられて嬉しかった。(移籍したのは)もう5年も前の話なので、懐かしいというより新しい気持ちというか、ここからまた自分のマリノスでのサッカー人生がスタートするのかなとまず思いました」  そう語ったのは朴一圭だ。2019年のリーグ優勝に貢献した守

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