【考え方】買う側?売る側?どちらが得をする??
50人あまりの美容師さんや美容室経営者の方々から、今後のこと、仕事の悩み、美容業界への考え方をインストールする『50人チャレンジ』を引き続き行なっております。
最近は、美容師さん以外の方たちともお話しできるようになってきました。様々な業界の方を通じて、その方の価値観、考え方に触れることができて、とても学びになります。
吸収した内容を実行に移しています。知行合一。知ると行動はセットで考える。。。これがボクの価値観です。
ここからが本題です。
今回は、、ちょっとした教養のお時間です、、、お付き合いください。
【結論から】
売る側も買う側も「対等である」
どちらかが得をする、、などは一切なく「対等」でしかない。
あらためて考え方を修正しておいてほしい。
また、商売をするビジネスマン、または大人たちは「お互いが得をするからこそ取引が成り立ち、立場は対等である」と教育して行くべきである。
売る側も買う側も「対等」である。
【どちらも対等である!!】
先に結論から。。立場は対等であります。もし、どちらか一方の回答を持っている人は、今回の内容で考え直してほしいです。
また、対等であることを認識していても詳細な理由の輪郭がはっきりしていない人は、このブログを読んで輪郭をはっきりしてほしい。
このブログの目的は「お金の基本のき」を、誤解をしている人たちに教育していってほしいと思います。
【問題:商品を売った人、買った人、どちらが得をするか】
商売をしている人や、会社員の美容師に「商品(サービス)を売った人」と「商品(サービス)を買った人」はどちらが得をしますか??
このような質問をします。この時の回答の割合は、、
1、商品を売った人(お金を貰う人)
2、どちらも一緒
3、商品を買った人(お金を支払う人)
このような割合になります。
理由は、、
商品を売った人、、つまり「お金をお客様から《貰う》から」らしいです。
商売をしていない人、、つまり会社員などは「消費者」の立場しかないので、このような回答は致し方ないと感じます。
しかし、商売をしている人もこのような回答をする人がいます。
この疑問を考えていくと「そもそも、お金の教育ができていない」ことに行きつきます。マネーリテラシーなどという言葉が溢れているように、お金(商売、ないしは経済)の基本のき の理解が低い事を表しているように感じます。
先述したように「どちらも対等」が答えです。
価値観の違いとかではなく、明確な回答「どちらも対等」です。
「どちらも対等」が理解できていると「カスハラ:カスタマーハラスメント」がいかに情けない行動かがわかります。サービス提供者を「下」に見ている「カスハラ」は、あまりにも情けないです。
「こっちは客だぞ!」や「金を払ってるんだ、これぐらい聞け!」のような横柄な態度は「お金の事を理解してませーん」というどうしようもないアウトプットとなっているわけです。このような思考では収入は上がらない、おろかずっと誰かのために「時間・信用・お金」を提供し続けます。
【なぜ、対等か、、説明してあげる】
もしかすると、このブログを読んでいる人の中でも「どちらも対等」というのがわからない人がいるかもしれません。
また、わかっていても子供や人に説明できない、、なんて人もいると思います。ちょっと読んで、世の中を是正してあげましょう。以下の3つで説明いたします。
物々交換と貨幣経済
対等な立場を強調した例
相互交換の基本的な例
[1、物々交換と貨幣経済]
「商品(サービス)を売った人」と「商品(サービス)を買った人」は対等なのですが、これを説明するのに「売買=取引」の理解が必要です。取引には、簡単に2つの仕組みがあります。
そのどちらも「両方が得をしている」ことがわかると思います。
①物々交換の仕組み
②貨幣経済の仕組み
①物々交換について
物々交換とは、物やサービスを直接交換する取引方法です。
例えば、、、
Aさんが魚を持っていて、Bさんがお米を持っている場合を考えましょう。Aさんがお米を食べたくて、Bさんが魚を食べたければ、お互いに交換することでお互いが満足できます。お互いが「得をしている」状態になっています。
・物々交換の問題点
物々交換では「お互いのほしいものが一致している」ことが前提で、お互いのほしいものを一致させることが非常に手間となります。また、魚などの生鮮品は、ほしいものを一致させる間に「商品にならなくなる」つまり腐ってしまうので、取引が成り立つのにはリスクが大きいです。
②貨幣経済について
一方で、貨幣経済では、物やサービスをお金と交換します。
例えば、、
Aさんが魚を持っていて、Bさんがお米を持っている場合、
Aさんは魚を誰かに売ってお金を得ます。
そして、そのお金を使って、お米を売っているBさんからお米を買うことができます。
この場合も、お互いに得をしています。
AさんがBさんのほしいものを売って得たお金(売上)で、Aさんは得たお金(売上)で自分のほしいものを買います。
Bさんも同様に、自分の商品(労働や時間、商品)を売って、得たお金(給料、売上)でほしいものを買うことができます。
お互いに得をしていますよね。
貨幣経済のポイントは、お金が交換をスムーズにする役割を果たしていることですね。お金は「誰もが価値を認めるもの」として使えるので、欲しいものが一致しなくても、手間なく取引が可能になります。時間軸を付け加えると「腐らない」メリットも付け加えられます。
取引の視点から「どちらも得をしている」ことがわかります。一方の役割だけが得をしていることがないことが、わかります。
[2、対等な立場を強調した例]
ビジネスの基本には、売り手と買い手が対等であるという考えがあります。職業ごとに例を挙げてみます。
①美容室の例
②レストランの例
③スポーツなどのチケットの例
①美容室でのサービスの例、、
お客様は自分でできない髪型を美容師(プロ:専門家)にお願いすることで満足を得て、美容師はその技術とサービス提供によって収入を得ます。このように、どちらか一方が「得をする」ことではなく、お互いが納得する「取引」によって対等な関係が成り立っています。
②レストランで料理を注文する例、、
お客様は美味しい料理を食べたいと思っています。
レストランは料理を提供することで代金を受け取ります。お客様はお金を支払うことで満足と食事を得て、レストランは料理を提供することで利益を得ます。この関係は「お客様だけが得をしている」わけでも「レストランだけが得をしている」わけでもなく、双方が満足しているので成り立っていると説明できます。
③スポーツの試合チケットを買う例も分かりやすいです。
観客はその試合を見たいという「経験の価値」を求めてチケットを買い、チームや運営者はそのチケット代で収入を得ます。観客は楽しい経験を、チームは収入を得て運営ができるというように、双方にメリットがあり、これが成り立っているからこそ試合が開催され続けると説明できます。最近の「推し活つ」もこれに該当します。
ちょっと脱線、、
鉄道会社と鉄道ファンの関係性が「どちらも対等」とは言い難いと感じています。
その業界に詳しくないので間違っていたらすいません。
鉄道の廃線などで、線路の外から写真を撮る「撮り鉄」。
また廃線までに至った鉄道会社。
これらは「どっちも対等」が行われていない、、と感じています。
撮り鉄さんたちは、線路の外から写真を撮るので「鉄道会社にお金が入らない」わけです。
また、鉄道会社も「マネタイズ」するような「推し活つ」をデザインしなくては、乗車券の収入では追いつかないわけです。
先ほどの「スポーツ観戦」の例のように、鉄道会社も推し活つの人も「得をするのが対等の関係」にならなければ、廃線は続くと思います。
[3、相互交換の基本的な例]
「お互いの得意なことを交換する」という視点もわかりやすいです。子供に「どちらも対等」である事を説明するのにも有効だと感じます。
例えば、友人同士で料理が得意な人と掃除が得意な人がいるとします。
料理が得意な人が料理を提供し、掃除が得意な人が掃除をすることで、お互いに得意なことを活かし合います。これと同じように、ビジネスも「お互いができることを活かして交換している」という視点で説明すると、対等な関係が理解しやすくなりませんか。
【お互いが対等である。どっちが偉いなどはない】
いくつかの例を交えて伝えてきました。
お互いが得をするので対等だということがお分かりいただけたと思います。
お互いが得をしているので「どっちが偉い」議論は、非常に幼稚だとわかります。
こっちは金を払ってるんだから、、
こっちは(サービスを)やってやってるんだから、、、
完全に不毛な争いです。
ほしいものを得るためのお金と提供できるものを交換しているだけです。その連続が社会・経済です。
金額の高い低い、ベテランや若手、、
全く関係ないことです。希少性の高低差も、金額に反映されているので「偉い」「偉くない」の評価にはなりません。
ここの理解が低いこら「カスハラ」や「怠慢なサービス提供者」がいるのだと思います。
ボクの手の届く人は、このような勘違いを起こさないでほしいと思います。
【まとめると】
売る側も買う側も「対等である」
どちらかが得をする、、などは一切なく「対等」でしかない。
あらためて頭を修正しておいてほしい。
また、商売をするビジネスマンたちは「お互いが得をするからこそ取引が成り立ち、立場は対等である」と教育して行くべきである。
売る側も買う側も「対等」である。
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みんなの日常のヒントになれば。
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