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ちょっとスベった企画を掘り起こす

むかし管理職だった頃に
あげた企画がスベったのですが、
本質が伝わらなかったと、いまだに
感じているのでここではきだしますw






【それは店販のアイデア】

どこの美容メーカーも年末にむけて
勝負する商品をだしてきます。
今年だと…
shu uemura✕ワンピース
リファドライヤーのシルバー限定色。

話題✕商品力
というものがここぞ!というタイミングで
出てきます。 

そんななか、前に出してスベった企画を
再考してみます。


【その企画は…】

ドライヤーなど美容家電の
下取り企画。
すでにサロンでお買い上げいただいた
美容家電などを下取りして、新しいものを
購入いただくこと。

例えばドライヤー。メーカー同士の
熾烈な争いが、ドライヤーという単一商品で
行われています。暖かい風を出すという
比較的単純な家電に付加価値をつけて
あの手この手で市場にだしてきます。
そのドライヤーを下取りして
新型をご使用いただく内容。

この企画はスベったわけですw

しかし本質が伝わらなかったのが
少々心残りです。
そこをこれから説明させてください(笑)

【その前に…】

ただその前に丁寧に説明しないと
いけないことがあります。

それは「店販を分けて考える」
ということです。


どういうことかというと…

・シャンプーとトリートメント、スタイリング剤
・メイク用品、道具
・美容家電や美容ローラー、美容グッズ、健康食品


店販を分けてみると大きく3つに別れます。

何が言いたいかというと、
『お客さまはそれぞれに予算をもっている』
ということです。

シャンプー、トリートメントならあわせて5,000円くらい。
メイク用品は毎月15,000円。
美容家電やローラーはボーナスの年末。

このようにそれぞれに予算が決まっています。
そして「支払う場所」もおおよそ決まっています。

シャンプー、トリートメントはいつものサロン。
(またはドラッグストア…。)
メイクは百貨店の1階。
美容家電やローラーはAmazonで調べてみて…。

おおよそ購入する場所なども
ルーティン化しやすく、繰り返すと
「なんとなく」そこで買うくらい自然なことに
なっていきます。


これらを分けて考えることで、
それぞれのご予算や購入場所を
サロンに変えてもらう行動に起こす!
ということです。
それぞれのご予算をすべてサロンに
してもらうための話をする!
ここの理解が必要です。

もちろんそれぞれに対抗できる品揃えが
ないと始まらないわけです。
(※在庫を持つことではなく、入荷→販売の
流れを用意すること。基本は受注発注でも
対応可能です。)



ここまでくると品揃えや
販促のやり方がそれぞれに変わってきます。
こうなるといろいろな種類の
店販が動きます。

変に高額だからとスタイリストが引いてしまう。
買い上げ点数があがり、販売するほうがビビって
しまうこともありません。

お客さまにはそれぞれにご予算が決まっています。

※単純に給料入って
・今月は洋服に○○円
・飲み会に○○円
・貯金に○○円
とみんな考えるでしょう。それと一緒。


ここまでくると今回の話が
伝わりやすいです。管理職のときは
ここを丁寧に話さなかったのがいけないですね。

【この企画、販売の仕方の話…】

下取り企画は販売の仕方の話なのですが、
もっと本質的なことがあります。

結論から

ドライヤーで例えると…
『前に購入いただいたお客さまは買うお客さま』
ということです。

すでに購入いただいているから、
そのお客さまはサロンでドライヤーを買うお客さま。
というデータがあるわけです。
すでにサロンでシャンプーやメイク用品以外の、
美容家電をサロンで購入する方なわけですね。

このデータを活かそうよ!!

という企画です。
本質はここです。

このデータが活かせると、
下取りや個別対応。あわせた商品パッケージ。
派生する販売は多くなります。

Amazonの
「これを買った人はこれも買ってます」
を実店舗で行えるわけですね。

ただの割引ではなく、
データの活用という企画だったわけです。


伝わらなかった…(笑)

そして
ドライヤーなどは何年も使えます。
5年、10年…
その間、サロンで買う事実を持っている方は
少ない人数でも休眠してしまう。
ここの方たちにも率先して購買意欲を
持っていただきかつ、サロンで購入するという
クセをつけるのが大事ですね。
店販のサイクル化。
先程伝えたように、購入される場所は
なんとなくルーティンするケースが多い。
だからクセをつけてあげることですね。

下取りで多少お値引きしても、
5年、10年売りが立たないより、
継続して売上が立ちますしね。


【何よりお客さまに】

そして大事なことは

『お客さまには常に情報を更新させてあげる』

ここの概念も大切にしてほしいですね。

いいドライヤーが出たなら、教えてあげる。
昨年いいドライヤーを購入されたということは、
美容意識も高いわけですから、教えてあげる。
しかも買取があって買いやすく、最新機種が手に入るなら
それも親切ですね。


昨年買ったからいいか…。
と自分自身の中で合理化して、お客さまを
選んでいては、成功するとは言い難い。
ちょっとぐらい…この気持ちが
二流を育てます。



顧客のデータはいろんな業種がほしいもの。
なぜなら販売のチャンスになるからですよね。

また、そのデータをいかに活かすかも、
いろんな業種が行っています。
なぜならチャンスが多いからですよね。


サロンもまた、顧客情報以上のデータが
つまった仕事をしています。
顧客情報を活かす、ここにはまだまだサロンは
できることが多いと感じています。

サロンの変革に顧客情報活用を。


店販はお客さまとの繋がりの一つです。
その商品を使うときに担当者を思い出して
くれるわけです。ネットで買うのも便利ですが、
顔が見える販売も大事ですね。


過去の事実=情報と位置づけると
見えてくる企画です。



みんなの日常のヒントになれば。



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池田わたる

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高校生で美容業界に。
朝晩ひたすら練習してコンテスト優勝、入賞 
青山のカリスマサロンに就職もさっさと退職
大手サロンでスーパーバイザーつとめ十年以上勤務

美容室60店舗の会社の取締役に就任。
考えの違いで退く。
ミラーレンタルでの指名客のみ施術
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