見出し画像

落とし込み方を間違えると、考えなくなるよ

企業理念や会議などで決まったことが、スタッフにうまく落とし込めない方には今回の内容が合うのではないでしょうか。

理念や決定事項の意味をどのように伝えるか

スタッフがどのように受けとるか、で本人の積極性が変わってくる。

今回は、理念や決定事項の落とし方の注意点。

【結論から】

理念や決定事項の意味をどのように伝えるか。

スタッフがどのような受け取り方をするか。

ここを間違えると、本人の積極性が変わってくる。

理念や決定事項を他人の言葉として、受け入れさせないようにする。

自分自身のルールとして受け入れるようにデザインすることが重要である。

【伝え方のスキルは上司の必須スキル】

組織で仕事をすると、上司が会議で決めてきてその決定事項を部下が聞く。

往々にしてこのようなことはありますね。

この時の「伝え方」を間違えると、言葉だけを受け入れたルールになってしまいます。

つまり「言葉」そのものを受け入れてもらうのではなく、その言葉が持つ「意味」を受け入れてまらう必要があります。

多くの施策も、ほぼこの「伝える」「共有」するプロセスで成功するか、しないかが決まると考えています。

つまり上司の必須スキルであり、上司は磨き続けなければいけませんし、上司は部下にその必須スキルを習得するために指導しなければなりませんね。

【言葉として「暗記」する人が多い】

多くの上司が「理解してくれた」「理解してくれる」と願望に近い誤解のままいると思います。

ただ話しただけでは、ほぼ理解されることはありません。

共有するサロンのミーティングで、スタッフは黙ったまま手帳に記入。

決定事項は「言葉」として「暗記する」ことに変わってしまいます。

こうなると運用して時間が経つと「決定事項と違う」というスタッフが出てきます。

本来は状況が変われば、その状況に合わせる運用法になることも「言葉を暗記」しているので、各々の認識にズレが生じます。

都度ミーティングができて、状況の一致や施策の余白の部分を話し合えるのが理想のように思われますが、現実的ではないですし、ムダ(コスト)が高いように感じます。

また、「言葉」として暗記したスタッフは、腑に落ちていない(理解できていない)

ので、上司からの『命令』のように感じてしまいます。

この命令はいつしか「絶対的」になり、融通のきかないルールになってしまい、自ら考えず、その言葉を尊守するスタッフが出来上がります。

つまり自分では考える習慣のないスタッフです。

そこをカバーできるのは「決定事項をいかに意味づけ」しておくかが重要です。

意味付けを時間をかけて考え、伝え方をデザイン(設計)することが重要ですよね。

【主訴(意味)を考える】

もしかしたら上司自体も「言葉として暗記している」ことが当てはまるように感じています。

現場と本部、上司と部下。施策の理解の不一致は、上流でミスがおきている。

つまり上司の受け取り方が応用不可能な「絶対の言葉」としてインプットされている可能性が高いと思います。

これでは理念や決定事項は「言葉」として「暗記」するものになり、本当に訴えたい内容。つまり「主訴」を捉えることは難しいと感じます。

「会議で決まったから」や「社長が言ってた」「〇〇さんが言ってた」などの、主語が自分ではない上司は要注意です。

会議で決まったことをそのまま伝ええることは重要です。

けれども、自分の意志が欠如した伝え方は「無責任」の表れで、スタッフからの「信頼」も失うことになります。

【やりがちなミスリード】

企業理念やサロン方針、サロンが始まる前の朝礼や、会議図タート時に皆で唱和する流れがあります。

声出しして元気を出す程度なら意味を持ちますが、やればやるほど「言葉を暗記」することになります。

深く考えたりはしなくなります。

下手すると噛んだり、間違えたりを指摘するような機会になり、本来の意味を理解することから遠く離れていきます。

理念の大事なところは、その言葉にあらず、だと思います。

その言葉の根底にある意味を深く理解し、サロンの方向性やお客様への接客の意思決定する土台になるはずです。

言葉と行動を紐づけるから理念に価値があり、言葉を暗記して行動を抑制するようなものではないと感じます。

【どうすればいいのか】

結論から言えば「伝えること自体をデザインする」。コストであっても「理解するまでコミニュケーションをとる」だと考えています。

上司の役割は、上から下へ情報を伝達する「伝令係」ではなく、理念や決定事項の「意味」や、仕事を通じてこれからの「未来」を伝える人のはずです。

「社長が言ってた」や「会議で決まったから」のような上司は、上司としての役割や価値が生み出せていません。

社長が言っていた言葉の意味を、その習熟度のスタッフに解釈し、その意味から生まれる創造をスタッフたちに語ることが、役割であり価値です。

具体的には「社長が言ってた」という他人の言葉ではなく、自分自身の言葉で語る必要があります。

勝手に意味や行動を変えるのではなく、自分から意味を伝えることです。

最近のブログにもあげましたが、施策を考えることよりも「伝え方を考える」時間をより多く設けることです。

プロジェクトもチームの理解度が成功角度を高めます。

ボクは、いろんなプロジェクトにアサインします。そこでの重要な仕事の1つが「とにかく理解するまで聴きまくる」です。

何事も理解できなければ行動もできないし、自身から提供される価値や求められる結果が出せないからです。

理念や決定事項も、理解されなければ結果は出ないと思います。

【まとめると】

理念や決定事項の意味をどのように伝えるか。

スタッフがどのような受け取り方をするか。

ここを間違えると、本人の積極性と結果が変わってくる。

理念や決定事項を他人の言葉として、受け入れさせないようにする。

自分自身のルールとして受け入れるように、伝えることをデザインする。

とても重要である。

 みんなの日常のヒントになれば。

美容師、美容室へのサービス提供をお考えの方は、お力になれます。

ご依頼はDMから。

実績 : サロンコンサル、美容師向け勤怠管理のアプリ、訪問美容立ち上げ、サロン立ち上げ


資格 : MG戦略マネジメントゲーム インストラクター他


経歴 : 店長→スーパーバイザー→取締役→フリーランス 


#美容師をちょっと良くするブログ








✄訪問美容 fio (フィオ)✄




https://www.fio-hairmake-houmon.com








 


 


 


 


 

いいなと思ったら応援しよう!