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1on1 ミーティング@2023を振り返って

昨年から、全社員と社長の私とで1on1ミーティングを実施しています。
年始に私から提示した会社の1年間の目標や方向性を受けて、社員が各々考えた役割ややりたい仕事について話し合うためです。
オフィスレス&フルリモートワークの会社であるため、会議室はありません。社長が社員が住んでいる町へ出向き、一緒に美味しいものを食べ、喫茶店に移動し、1時間話すというのがミーティングの流れになっています。

現在の社員数は5名なので、2月13日から17日の5日間に集中的に実施しました。
その1週間の振り返りを綴っていきます。

1日目

ただいま変身中。

XRエンジニアで創業メンバーの一人と1on1のために、中野駅周辺のラーメン屋とスターバックスコーヒーに訪れました。

予定では鮨屋に行くはずでしたが、とってもおいしそうなラーメン屋のメニューに誘われて予定変更しました。聞くと住人の彼が一番好きなラーメン屋。食べたのは「牡蠣ラーメン」というクリーミーで新感覚なラーメンと、バジルソースで和えられた「和え玉」。和え玉にラーメン汁を足して食べるのが通らしいみたいです。

彼とは創業以来5年以上の付き合いになります。2人で話すときは、欲しいガジェットの話、気になってる技術の話。そんな彼が今一番欲しいのは最新のGPUを積んだグラフィックカードだそう。そのお値段はなんと30万円…。なので今年はボーナスでるのですか?という話になり、「今は断言できない。でもボーナス出したいので売上伸ばして行きましょう。」と答えました。

なぜグラフィックボードが欲しいかというと、最新のゲームがしたいのもそうですが、彼の関心が今は機械学習やAIに向いており、色々進めていく上で、作業マシンのスペックを上げるニーズが高まっているからという真面目な理由でした。

XR技術+AIに取り組んでいきたいという会社の目標に対して、
自分ができること、やりたいことを一致させて、画像解析の分野のAIのR&Dを進めていきますとなりました。 私は「その方向で行きましょう。」ということで面談1日目が終了しました。

2日目

ラーメン 健やか

XRエンジニアで創業メンバーの一人と1on1のため、三鷹駅周辺でラーメン屋自家焙煎のコーヒー屋に訪れました。

納品が近い案件を担当しているので、元気づけるために「うなぎ屋」を提案しましたが、彼の身体の具合が悪かったので、あっさり系のラーメン屋に変更しました。私はつけ麺を注文したのですが、昆布水で作られた麺は美味しく、チャーシューも丁寧な仕事で作られたチャーシューが最高でした。体調が悪かった彼も美味しく食べていたので、安心でした。

彼とも5年以上付き合いがあります。2人の会話は基本的に雑談で、テーマを決めずに話をしていくことでヒントが出てくるが多いです。そのため、午後の予定を入れずにミーティングを行いました。彼の担当領域であるデータの可視化に関して、品質向上のためにシェーダーの知識を深めることを目標として共有してくれました。

価格競争に巻き込まれないように専門性を高めていく会社の目標に対して、
自分ができること、やりたいことを一致させて、エンジニアとして演出の品質を高めて行きたいと私は「その方向で行きましょう。」ということで面談2日目も終了しました。

3日目

深大寺そば処 一休庵

アシスタントディレクターとの1on1のため、深大寺周辺のそば屋鬼太郎茶屋に訪れました。

私は深大寺は厄除けのためにここ数年間通っています。蕎麦が非常に有名で、厄除け以外でも日帰り旅行感覚で通っています。しかし、彼女は近所に住んでいるにも関わらず、行ったことがないと言ったのでミーティング場所としました。

彼女が新卒で入社して2年が経過。つまり、ダフトクラフトとXR業界で2年間働いていることになります。私としてはそろそろアシスタントを卒業して、主体的に取り組んで欲しいと思っていましたが、その想いを理解していたかのように、社内にいるからこそ理解しているダフトクラフトの個性を社会に伝えるブランディングディレクターを目指すという目標を共有してくれました。

  彼女はこれまでも手とり足取り教えなくても、自分で考え、行動してきましたが、しっかりその先の目線が会社と一致していたことを確認し、私は「その方向で行きましょう。」と伝えて、安堵感を持って帰路についた面談3日目でした。

4日目

とんかつ 檍 蒲田本店

XRエンジニアと1on1のため、蒲田駅周辺のとんかつ屋とタリーズコーヒーに訪れました。

昨年、次回は蒲田で約束していたので、今年はとんかつ激戦区の名店のひとつ「とんかつ檍」に行きました。30分ほど並びましたが、名物のSPF豚は噛まずとも口の中で溶けていき、大変満足感のあるランチができました。

昨年までは自分がダフトクラフトでどう振る舞っていったら良いか分からなかったそうですが、今担当しているWeb ARやWebアプリ開発にやりがいを感じていて、自分はこの領域で組織に貢献できそうという実感もあるとのことでした。自信たっぷりに語る彼女の姿を見て、私は新しい技術を貪欲に自分のものにしていく姿に尊敬の念を覚えました。

我々の組織には絶対的なエースエンジニアがいるため、各自が葛藤と戦い、自分が輝ける領域を見つけている。そんな切磋琢磨できる組織になっていることを嬉しく思った面談4日目でした。

5日目

ヴェヌス サウス インディアン ダイニング 錦糸町店

最終日の5日目は、AIエンジニアと1on1のため、錦糸町周辺のインドカレー屋とスターバックスコーヒーに訪れました。

彼は本社近くの社宅に住むインド出身のエンジニアです。尚且つベジタリアンのため、ランチは自ずとインドカレーに決まりました。地元ではなく、2駅先の錦糸町へ電車で移動しましたが、メニューは肉を多く含むものばかり。地元の駅まで戻ることも検討しましたが、最後に1店舗だけいってみることにしました。ベジタリアン対応のカレー屋でサンバルを特別に作ってくれる良いお店で、ビュッフェ形式で食べ過ぎてしまいました。

彼は人間の感情解析プロジェクトに取り組んでいますが、自分が担当している仕事を本当に楽しんで取り組んでいることが伝わりました。彼のような能動的な取り組み姿勢は、他のメンバーの刺激にもなっていると感じています。

私と彼は1ヶ月に1回以上のランチを共にしており、日頃からにお互いの目標を語り合っています。、そう考えると、改まった1on1ミーティングの場不要だったかもしれませんが、いつも高い品質を求めるストイックな姿勢には若さからくる危うさも感じることがあったりもします。何はともあれ、その存在感は日々増しており、どんなエンジニアに成長するのか、来年の面談が非常に楽しみになった面談でした。

年に1回くらいが丁度良い

我々の会社は、自律分散型組織を実現することを目標にしています。そのため、社員には独自の考えや行動が求められています。

今回の面談では基本的に社員が自分で決めてきた目標を聞いて、社長の私は頷くだけと言ったら大袈裟かもしれませんが、組織と社員の成長を感じる良い時間となっています。

規模の大きな会社では事務的なことが多くなりがちですが、我々のような小さな規模の会社ならではのスタイルで楽しみながら仕事を進めていきたいと思います。


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