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大学生になったよ。

40歳、法政大学の学生証ゲットだぜ。


4月14日、法政大学通信教育課程の入学許可証が無事、届きました。

いやぁホッとしました。ちなみに学部は文学部日本文学科です。

日本文学なんて学んでもスキルにならん、って思う方(例:ひろゆき氏)もいるのかもしれませんが、私は図書館司書。にもかかわらず現代作品ばかり読んでしまい、古典文学に全然詳しくなく、恥ずかしい気持ちがあったので、自分の仕事にも役立つ分野ということで選びました。
もちろん、読書が好きですし、日本語の基礎を学び、なんなら筆力を高めたいという目的もあります。

もう若くないので、就職に有利か、履歴書で映えるかというよりは、純粋に興味のあることを学びたいです。学べる喜びってやつです。
これは大人だからこそ実感できます。

家庭内別居をしている私は、社会学(特にジェンダー)の分野を深く知りたい気持ちもあったのですが、法政大学通信教育部には社会学に特化した学部はありません。
なにぶん初めての大学ですので、まずは一般教養を学んでみて、もっとディープに学びたい分野が出てきたり、変化があったりすればその時改めて考えたいと思います。
まずは働きながら通信制大学のシステムについて行けるか(全く歯が立たない説も十分あり得る)、それを探りたいです。


学生証も一緒に送付されてきましたが、感慨深いものがあります。
これで晴れて、

「大学に行きたいなぁ、いつか行けたらなぁ、でも子供が、仕事が、時間が…」

思っているだけで実行できない

身分から一歩、進むことができました!


ついに大学生になりました!!!早く大学図書館にも行ってみたいです。


そして翌日早々に…

宅配で大学から段ボールが届き、シラバス学習のしおりなど、スタートアップに必要なものが入っていました。

私は高卒なので、1年次入学。シラバスで各教科の概要や設題を読み込むと…


ムズそう。すっごーくムズそう…


事前になんとなく人文、自然、外国語などの必修科目の中で、興味があるものに
チェックを入れていたのですが、普段から考え過ぎる性格の私のこと、
興味津々だった「哲学」

ところがテキストとして指示されている文献を
勤務先の図書館で試しに借りてみたところ、


ウン、ムズそう(汗)!


早くもお手上げ?ムズそう問題。


哲学の大学指定のテキストは、

「哲学入門」バートランド・ラッセル/著(筑摩書房)
「入門」と言いつつも、

いきなり序章から「現象」と「実在」の区別の問題から入り、テーブルは実在していると言えるのか、とかなんとか…
チョットナニイッテルカワカラナイヨ

ムリ…これで入門書なのかよ。これを一発目に学び始めたら、
挫折感からのスタートでつまずいちまう。

まずはおバカでも分かりそうな柔らかーい本から試そう、と思い、早速割と新しめの哲学分野の本「正義の教室」飲茶/著(ダイヤモンド社)を読みました。

この本はある事情から、哲学でも社会学でも欠かせないパノプティコンシステムの中で高校生活を送っている生徒会の男女4人が、倫理の授業を受けながら正義について考えていく、というストーリー仕立てになっていて、読み易くて面白い!
この後でテキストに戻って、興味が持てそうになかったら、「哲学」は一旦保留しようと思います。(弱気)


実際のシラバスを読んで一番に興味が持てたのは、
やはり「社会学」(文学に興味持てよ)。

ですが哲学の手痛いムズムズ事情を鑑みて、こちらも先に柔らかそうな本で
ウォーミングアップすることにしました。


「古市くん、社会学を学び直しなさい!!」古市憲寿/著(光文社)


メディアでお馴染みの古市さんが、大衆向けに出してくれたと思われる本なので、これまたかなり読み易いです。この中に対談相手として出ていらっしゃる、
たくさんの社会学者の中で特に面白そうだな、と思えた宮台真司さんの著作で
ティーンズ向けの社会学本、

「14歳からの社会学」(世界文化社)も並行して読み始めています。

私の学びの戦略、大衆向けから徐々に学術へ。


よーし、興味と理解の成功体験を得るために、まずはティーンズ向けから入って、読破できてから指定テキストに向き合ってみるぞ〜!(超弱気)


早くも、間違った方向に行っているような…


ですが、私は要領が悪いけど、伸び代があるタイプですので(自分で言うのか)、人とは違う方向性やペースであっても、自分に合った方法を模索することで成長
できる(逆に言えばそれでしか成長できない)のです。


学校教育は、基本的に一年の決まったカリキュラムにそって進んで行くため、
一人一人のペースに合わせて理解を深めることってなかなかできないですね。


でも通信制大学は、基本一人で頑張れ!という放置プレイですので、リポートも
試験も、どんなペースでも、何度受けてもいいんです。


だから焦らず、でも止まらずに進んでみたいと思います。

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