【毎日note〈93日目〉】人の夢に働く
「己を捨てて人の夢に働くのが、却って向上、昇進の近道になる」
小林一三さんは、そう言っていたそうです。
そして、阪急電鉄や宝塚歌劇団、東宝映画、梅田百貨店などの画期的かつ大衆向けの事業を成功させてきました。
世の中の人々を喜ばせたい。
その想いで全力を尽くしてきた結果。
パナソニックの創業者である松下幸之助さんも、次のように言います。
「私利私欲が会社を潰す」
自分だけが良ければいい、
うちの会社だけが儲かればいい、
それでは本当に社会に役立つものは生み出せない。
とはいえ、「欲」が無くても事業は起こせません。
「欲」には2つあります。
私欲と公欲。
ビジネスに必要なのは「公欲」。
しかし何かを始めるときは「私欲」も必要だと思っています。
アルケアの鈴木会長は、私欲と公欲の比率は
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が丁度よいと言っています。
(「鬼手仏心の経営」より)
私欲と公欲は同じくらい必要。
ほんの少しだけ公欲が上回っているときに
その事業が成功する。
自分がそうしたいから取りくむ。
それが巡って社会のためにもなる。
だからビジネスとして成り立つ。
完全に己を捨てる必要はないと思いますが、
誰かの夢や喜びのために働くことが、結果として自分の夢にも繋がるということですね。
家族や仲間のためでも良いと思います。
あなたは誰の笑顔のために働いていますか?