【毎日note*133日目】知るや君〜まだ弾きもみぬ琴の音を〜
明日の合唱の本番で「知るや君」という曲を歌います。
島崎藤村の詩がもとになっているので、歌詞をしっている人も多いかもしれません。
「知るや君」
そう何度も問いかける歌詞で、後半には「まだ弾きもみぬ乙女子の胸にひそめる琴の音を」という歌詞があるので、最初は男性が女性に向けて歌っているイメージでした。
ある指揮者の方から「島崎藤村の詩は女性的なものが多い」と仰っていて、この曲も女性的な目線で書かれた曲なのだと腑に落ちました。
まだ伝えていない、乙女子の胸の内に秘めた想いを、あなたは知っていますか?
歌詞全体が女性の手紙の内容で、
乙女子=女性自身なのだと思ったときに、
歌詞の内容がすっと入ってきました。
喜びや不安、将来への希望、恥ずかしさ、揺れ動く女性の想いが音でも表現されています。
私が歌うアルト上のパートは、他のパートと音がぶつかる部分が数か所あり、上へ下へと揺れ動くような編曲がされています。
そんな繊細な心情をしっかり表現したいです。
明日のステージ。
練習の成果を信じて頑張ります。
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