親愛なるあなたへ -DEAR MY FRIEND-
あなたが渡った空は
冬の星のいろ
約束そのままに
会えなくなった
電話かければいつでも
こころよく話してくれたね
いい仕事していこうねと
たばこくゆらせていた
時間を自分から使い
本気で生きていたあなたが
迷ってばかりで落ちつかない私より
ずっと早くいってしまうなんて
本当に世の中 うまくいかないものだよ
あなたが抱いた夢は
うみを越えた国で
おぼえた自由
根付かせること
「日本はとても遅れてるよ」
私が愚痴をこぼせば
おもしろい体験してるんだからと
背中 あたたかくした
階段こわい思いしながら
路線バス乗りはぐれながら
一人で暮らすアパート探しに走って
車椅子疲れさせながら
大したことないよ 瞳かがやかせてたね
あなたを思い出すことで
時を費やしたら
たぶん怒るね
わかっているよ
いっしょにすごせた日々は
うまく活かさなくちゃ
立ちつくせば あなたの気持ちを
裏切ってしまうから
一つしかない命 自分で
絶ってしまう人もいるよね
なにがあっても それだけはしないからね
胸をはって 会いたいから
かなりおもしろく いきてきたんだ と