見出し画像

撮れるだろうか。

やはり日記は続きませんでした。

知らない間に9月になり、僕の手元にはシネマカメラがやってきました。

ほぼ2ヶ月、台風以外は休みなくお店を開けてようやく手にした宝物。

本体はブラックマジックデザイン社のbmpcc4kモデル。新品は手が届かなかったのでヤフオクで購入。ハーフリグと数個のバッテリーとSSDが付属されていたので、先に購入したレンズと合わせて、おおむね揃ったことになります。

購入を決めてから2ヶ月間、いろんな映画、映像を観たり、僕の中のより深くに潜ったりを繰り返して、撮りたいものが何かが明確になりました。

見たいものの中にある、見えてくるもの。
それをこのカメラで収めたい。そうできるようになりたい。

見たいものは、関係性の温度のようなもの。とても抽象的ですが、関係性の間にあるエネルギーの動き。人と人との関係性、人と生活、人と生き物、その人の中と外、虫と土、時間と個体いろいろ。

明確にこれだと決して言い切れないのですが、小さな頃から、おそらくこの辺りの感覚をぼくは大切なもの、美しいものと思ってきたような気がします。

今ある映像表現のカテゴリーで言えばドキュメンタリーとなるでしょう。そこに知名度や広さ大きさというものを取っ払って、極めて個人的な好奇心のままに撮っていきたい。

果たして、撮れるだろうか。
以前のnoteにも書いたのですが、ぼくは本格的な撮影経験が一度もありません。

専門用語だけでなく、原理すらわかっていないところからのスタート。撮影も、道具の選定も、編集作業も全てが未知の世界。多少スマホアプリでそれらしいことはしていたとしても、屁の突っ張りにもならんのは当然のことで。

今、カメラを持っていろんなものを撮りながら練習をしています。大学受験の頃を思い出して、自分で自分を教えるスタイルの学び方で。前日にいろんな記事、用語、解説をあさってまとめる。その内容を翌日、ぼく自身に教えるスタイル。今の所、これが1番中に入ってくる感覚があるものの、難しさ、不明瞭な箇所の多さに少しへこたれそうになります。

と同時に、企画書づくり。
対象を誰に、何を撮らせてもらいたいか。
それはどれほどの日程で、どんな場所で、どのように撮影するか。こっちは常に考えていたことなので、どんどん進んでいく。

ひとりテレビ局、ひとり映像企画会社ごっこのようなものです。

ふと、もっといろんな、つまり平凡なぼくらがこうやって個人的な表現を大きさや広さにやられてしまわずに続けることができたらどんなに美しいせかいだろう。と思ったり。

撮りたいものがある。
見たいもの、見せたいものがたくさんある。
あとは、ひたすら打ち込むだけだと、夢中になっているこの時間が嬉しくてたくさん書いてしまいました。

この記事が参加している募集

サポートお待ちしてます。 そりゃもうお待ちいたしております。