#9 Youは何しにワットへ?/「頼る」から「頼られる存在」へ、仲間と共に突き進む!
皆さんこんにちは、株式会社ワット・コンサルティングの髙橋です。
今回はミャンマーから日本に来て、現在ワットの工事課で活躍するメイー チャン ニェインさんにお話を伺いました!
前回の記事はこちら↓↓
ミャンマーから日本へ
-- 本日はよろしくお願いいたします!
メイさんはご出身はどちらですか?
タウンジーというミャンマーにある町です。大学もタウンジー工科大学に通い電子工学について学んでいました。
-- 入学前から、機械や電子系の学問に興味があったんですか?
実はそうではなくて、元々は言語学について学びたいと思っていました。
幼い頃からドラマが好きで、海外ドラマを字幕なしで見たくてそちらの分野に進むつもりでした。ただ、受験に失敗し次に興味があった分野を学ぼうとこの大学を選びました。
-- そうだったんですね。実際に勉強してみていかがでしたか?
面白い授業や、興味深い学びが沢山有りました。その中でも電子系、プログラミングの学問は海外でも通用すると思い積極的に学びました。結果海外で働くことが出来ているので、正しい選択だったと思います。
-- ということは日本も働く先の候補として考えていたんですか?
実はそこまで深くは…。笑 ただ、学内で成績上位者に対してWilltec(ワットのグループ会社)が日本語の授業を開講していて、何となく友達と一緒に授業を受けていく中で、日本での就業にも興味を持ったんです。
-- はじめは偶然だったんですね!
いざ日本で働くとなった時、心配ありませんでしたか?
勿論ありました。日本に行くうえで必要な日本語検定N3※の取得が絶対でしたのでそこが不安でした。ただ蓋を開けてみれば、日本に行く前に一つ上のN2まで取得できましたし、大学の同級生5人と共に向かうことになったのでそこはとても安心でした。
※日本語力を測る検定
-- それは安心ですね!
あとメイさんは勉強が得意な方だという事が分かりました!笑
そんなことないです。笑 でも勉強は好きです!
ただ日本に来てすぐ、配属がばらばらになってしまい、心細い状況に戻ってしまったのは不安でした…。
とはいっても最初は寂しかった異国の地
-- それは寂しいですね。一人になった中で最初はどんなお仕事をしていたんですか?
大手電気製品会社の愛知支社で工場勤務をしていました。内容としては、ライン作業や確認作業など、単純作業が多かったです。正直、自分が想像していた業務との違いに戸惑う事もありました。一人での作業も多く、あの時は「もっと人と関わりたい」「自分が介在する価値を仕事で感じたい」と毎日考えていました。
-- 大変でしたね。そこからどのようにキャリアを重ねたんですか?
ちょうど一年経ったタイミングでWilltecの社員さんから、二つの提案がありました。①ワットで「設備CADオペレーターとして働く」こと。②同じくワットで「工事課の業務社員として働く」ことでした。どちらも自分が求めていた働くために必要な価値を満たす仕事だと思いました。その中でも、大学で学んでいた電子系の学びが生かせ、より図面作成の業務にチームで携わることが出来る工事課を選びました。
-- 大きな転機でしたね。実際の業務はいかがでしたか?
正直最初の一年はとても大変でした。やりたいことが出来ると思って異動して、実際にそれが叶う環境でした。更に先輩はみんな優しく、何でも教えてくれる。
それなのに出来ないことが多すぎて悔しかったです。「分からないことが分からない」という大きな壁にぶつかりました。
-- 特にどんなことが大変でしたか?
①「仕事内容が分からない」②「日本語が分からない」です。
一つ目に関しては、初の取り組みなので、ある程度は覚悟していました。また、日本語の理解度が乏しかったので①に対しての理解が深まらないというループにハマっていたんだと思います。
-- 本当につらかったですね、解決の糸口は何だったんですか?
糸口はなんといっても工事課の皆さんです。
皆さん本当に優しく辛抱強く教えてくれて、そのおかげで私も頑張ることが出来ました。また、お世話になっている分、頼りきりにならないように調べ方を工夫する努力に努めました。
例えば、日本語の関係で理解できない点は英語に翻訳して、自分の理解できる領域までもってきたり。分からないことの大して半分は自力で解決する癖をつけて、質問力を上げることが出来ました。
-- 工事課の方々の優しさが素敵ですね。ただそれ以上にメイさんの仕事への向き合い方は皆さんの励みになっていたと思いますよ!
ありがとうございます!
辞めようと思った時もありましたが、「ここで諦めるぐらいなら、どこに行っても続かない」という気持ちも強かったと思います。
改善を続けていく中で、初めての現場だった横須賀の大型プロジェクトも何とか乗り越えることが出来ました。あの時は先輩に本当に沢山のサポートいただきました。
-- 詳しく聞かせてください!
図面を二人で作り上げたことも大きいですが、それ以上に建物を作る上で必要な視点をいただきました。例えば図面完成後に実際に現場に行き図面と実物の違いを比べてみたり。そこで、「図面は書いたものがそのまま使われるのではなく、その場に合わせて変わっていく」ことを学びました。
図面を作って終わりではなく、そこからが本当のスタートなのだと学ぶことが出来ましたし、学校で学ぶだけでは得られなかった経験だと思います。
先輩が一緒に担当してくれたからこそ、そこに気づけたのかと思うと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
-- とてもいい経験でしたね!
本当にそうですね。権藤さんは計算の事なら何でも頼れますし、今の直属の先輩である岡崎さんは経験が豊富で優しい方です。三神さんは本当に何でも出来て頼りになって、皆さんそれぞれ色のある方だと思います。
私自身皆に「愛されている」と感じながら仕事が出来ていることが幸せですし「恩返ししたい!!」という気持ちが働く活力になっています。
-- この話を聞いたら、みんな絶対喜びますよ。笑
そうだと嬉しいです!笑
成長を経て、さらなる成長を同期と共に
-- 話は変わりますが最近、二級電気施工管理技士の資格を取られたそうですが勉強はいかがでしたか?
なかなか取るのが難しい資格だと伺っています!
正直、そこまで難しくはなかったです…。笑
-- …!?
元々大学で基礎を学べていたのは大きいと思います。学びが受験内容に直結していました。あとは、日々振り返りを習慣化していたのも大きいですかね。分からない事はそのままにしない。メモをする。小さなことですがこの蓄積のおかげだと思います。
-- 本当に日々の努力の賜物ですね。
期間としては、どれくらい勉強されましたか?
本気で取り組み始めたのは3週間前で、ワットのテキストを使って勉強しました。あとはEラーニングも繰り返し使いました。受験に必要な勉強を会社の中で完結出来たこと。且つ、頼れる人が周りにたくさんいるので私にとって最高の環境で学習できたと思います。
-- ワットは研修が強い!と僕らもよく話しますが、それを体現してくれて嬉しいです。
日本に来て長いとは思いますが日本語力についてはいかがですか?お話していて、母国語のように流暢なのが僕には驚きです。
ありがとうございます。笑
日本語に関しては先ほどお話した検定で一番上のN1を取得しました。なので自分自身が日常的に使うには問題ないです。とはいっても、資格勉強中は日本語の面で悩むこともありました。そんなとき、工事課の先輩方が変わらず教えてくださったので心配することなく受験に向き合うことが出来ました。
-- メイさんのお話を聞いていると、人とのつながりが増えるほど、力をつけている印象を受けました。他には、どんな人とのつながりがありますか?
共に日本に来た大学の友人達は、今でも変わらず仲が良いです。本当に家族のような大切な存在になっています。
その中の一人は小学生の頃からの友人で、小学校~大学まで、ほとんど同じ学校に通っていました。高校の時に「同じ大学に入れたらいいね~」なんて話をしていたのですが、まさか会社も働く国も一緒になるなんて思ってませんでした。笑
-- そんなことあるんですね!びっくりです。笑
本当、珍しいですよね。笑
遊びに行ったり、一年に一回は旅行に行ったり、楽しい時間をいつも過ごせています。みんなが居てくれるので、全然寂しさは感じません。みんなと、「これからも一緒に過ごしたい!」という想いが、私のやる気に繋がっています。
-- これからも素敵な仲間と共に頑張ってください!
ありがとうございます!
最後に
-- 今後の目標を教えてください!
「仕事を任せられる存在になる」ことです。
やっぱり、工事課の先輩方へ恩返しをしたいという気持ちが一番にあります。今までの自分は誰かに助けてもらって、はじめて仕事が出来る存在でした。ここからは、皆さんを助ける側になれるように努力したいです。
-- 素敵ですね。どうやったらその立場に立てると思いますか?
まずは、一級電気施工管理技士補の資格を取得することだと思います。部長や課長から期待してもらってるので、まず目に見えた形で成果を出したいです。
正直簡単に取得できる資格ではないので、今すぐに。とはいかないと思います。ただ、しっかり日々の仕事からも吸収してチームに貢献したいです。
-- 素晴らしい向上心ですね。今後も日本で働きたいですか?
そうですね!
あと仕事の面でお話しすると、図面作成だけではなく、自分も現場に出たいという想いが強くなっています。施工管理としても活躍し、自分のできる事を増やしていけるように努力していきたいです!
-- ありがとうございます。
最後に一言お願いします!
日本に来て、5年目になります。不安なことも沢山ありましたが、多くの人の支えで、何とか頑張ることが出来ました。ここからは支えられる側から支える側へ、出来ることをどんどん増やしていきたいと思います。
建設業界は多くの人たちが協力しあうことで初めて成り立ちます。難しいと思った時は、一人で抱えず仲間を頼ってください!
-- メイさん、ありがとうございました!
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